**どうやら茨城県には変わった火の見櫓(藤森照信さん*1の表現に倣えばヘンな火の見櫓)があちこちに立っているらしい。出かけて直接観察しなくては・・・。**以前、こんな記事を書いていました。過去ログ 今月4日、霞ケ浦の最奥部に境を接する茨城県小美玉市まで出かけて6角形の火の見櫓を見てきました。ようやく願いが叶ったのです(写真上)。
タクシーの運転手さんの話だと当日の朝は雨降りだったそうです。現地には8時前に着きましたが(なにしろ上野を6時4分発の電車で出かけましたから)、その時、雨が止んでいたのはラッキーでした。雨降りだと上向きにカメラを構えることが出来ませんから。
茨城県には他にも6角形の火の見櫓があることが分かりました。 所在地は結城市。小美玉市の6角形の火の見櫓をつくった鉄工所の所在地が結城でしたから、同じ鉄工所がつくったのかもしれません。
電車で行くなら、JR常磐線の取手で関東鉄道常総線に乗り換え、下館でJR水戸線に乗り換えます。そして結城駅で下車となります。駅からは徒歩圏内です。
上野からの所要時間は、どうでしょう、1時間半くらいではないでしょうか。結城市といえば結城紬が有名ですが、古い城下町で蔵も残っているようですし、寺や神社も多いとか。半日くらいかけて街歩きをしてもいいかもしれません。 などと書いていると俄然行きたくなってきます。
撮影日160904 茨城県小美玉市堅倉
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茨城県には下の写真のような脚部が鉄筋コンクリート造の火の見櫓もあります。この写真は同僚が撮ってきてくれたもので、私はまだ見ていません。
撮影日140306 茨城県常総市水海道宝町(撮影Y君)
この火の見櫓は関東鉄道常総線の水海道(みつかいどう)が最寄り駅で、やはり徒歩圏内に立っています。これは好都合です。結城の6角形の火の見櫓と水海道の鉄骨と鉄筋コンクリートの混構造の火の見櫓を同日に見ることができます。どちらを先に見るか迷うところです。
次回、泊まりで週末東京する時には、ぜひ行きたいと思います。
*1長野県茅野市出身の建築史家・建築家です。