透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

行方定めぬ波枕的会話

2016-09-02 | A あれこれ

 週末のサードプレイス、カフェ バロ。今週もいつものカウンター席でいつもの人たちといつものように♪行方定めぬ波枕的会話、まさにどこに向かうのか予測不能な会話、要するにとりとめのない会話をして過ごす。

明後日(4日の日曜日)の朝、小美玉市役所近くの6角形の火の見櫓を見に行く予定だと私が話す。小美玉市は馴染みのない市で茨城のどこにあるのか分からないだろうから、霞ヶ浦の奥にあると補足する。

霞ヶ浦ではナマズが釣れるとK氏。おいしいですかね?とH女史。淡白な味では?と私。ウナギの代わりの蒲焼きを(どこだっけ?記憶にない・・・どこかで)売っているとYさん(だっけ?)。

今も6角形の火の見櫓が立っているか確認した方がよいとK氏。Fさんが、ならばと「小美玉市 火の見櫓 6角形」をケータイで検索するとこのブログが一番上に出てきた。アチャーな結果。

こんな具合の会話を閉店時間の7時まで1時間ほど続けた。

仕事モードをOFFし、リラックスモードをONして過ごす毎週末のひと時。


 


安曇野ちひろ美術館の「体験交流館」

2016-09-02 | B 繰り返しの美学


安曇野ちひろ美術館の全体配置図:新たに設置された案内看板を撮影した。

 安曇野の人気観光スポット、安曇野ちひろ美術館に新たにトットちゃん広場が整備され、この体験交流館などが7月末にオープンした。



切り妻屋根に押縁下見板張りの外壁の建築。下屋は柱が直接軒桁を支えるのではなく、3本、放射状に分かれて桁と垂木を支えている。この構造デザインがシンプルな外観に変化を持たせている。



「繰り返しの美学」はこのブログのメインカテゴリーだが、最近は火の見櫓などに押され気味。

建築の構成要素そのもののデザインには特にこれといった特徴が無くても、それを直線的に、そして等間隔にいくつも配置すると、「あ、美しいな」とか、「整っていて気持ちがいいな」とか、そういった感情を抱く。このような経験は私の個人的なものではないだろう・・・。シンプルなルールによって、ものが秩序づけられた状態・様子を脳が歓迎しているのだ。

建築構成要素を直線状に等間隔に並べるとそこに秩序が生まれ、それを美しいと感じる。この状態を繰り返しの美学と称して時々ブログに取り上げてきた。この体験交流館の下屋の構成はまさに繰り返しの美学だ。リズミカルな構成が美しく、心地よく感じる。