透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 中央線から見える火の見櫓

2016-09-25 | A 火の見櫓っておもしろい



■ 『車窓の山旅 中央線から見える山』山村正光/実業之日本社という本があります。タイトル通り、中央線から見える山について車掌の山村さんがまとめたものです。過去ログ

私は火の見櫓に関心を持つようになってから、新宿に向かう特急あずさから火の見櫓のある風景を楽しんでいます。

富士見町神戸。緑のなだらかな斜面に民家が点在しています。そこにスレンダーな火の見櫓がすくっと立っています。これは小淵沢駅の3つ手前のすずらんの里駅()から見える火の見櫓です。

民家はだいぶ建て替えられていますが、火の見櫓の手前の白壁の民家やその隣の蔵などはなかなか味があります。山梨県の長坂駅や勝沼ぶどう郷駅付近でもいいな~と思う火の見櫓のある風景を見ることができます。


長野県と山梨県は共に火の見櫓の多い県ですから、中央線からは火の見櫓のある風景を何回も楽しむことができるのです。

昨日、富士見町から茅野市に向かう途中ですずらんの里駅に立ち寄りました。



中央東線すずらんの里駅から見る火の見櫓のある風景 撮影日160924


(再) スレンダーで美しい姿の火の見櫓 富士町神戸にて 



4角形の櫓に6角形の屋根という数少ない組み合わせです。



脚元も好ましい構成です。



踊り場に吊り下げた半鐘。腕木の先7も凝ったつくり。



ここに建設年が記されているのですが、読み取りが困難です。拡大してみると昭和三十三年四月建設と読めないこともないのですが・・・。


 茅野 青柳 すずらんの里 富士見 信濃境 小淵沢


進捗状況

2016-09-25 | B 地面の蓋っておもしろい



 長野県の市町村の数は77。この全市町村を来年末までに回って、火の見櫓を背景にマンホール蓋の写真を撮ろうと思っていることは既に書いた。妙なミッションを課してしまったものだ。

昨日の朝、まず原村へ向かった。中央道を諏訪南で下りる。貫通型の火の見櫓に再会した。幸運なことに近くにカラー蓋があった。

隣町の富士見へ。この町は火の見櫓が多く、まだまだ見ていないものが多い。立沢の火の見櫓は遠くからでも良く見えた。今回は火の見櫓巡りではない、と自分に言い聞かせる。いつか火の見櫓巡りに来よう。

国道20号に出て茅野市に向かう。茅野と言えば金沢木舟の道路跨ぎの火の見櫓。その道路に蓋があるかどうか分からないが、とにかく向かう。良かった蓋があった。錆びた蓋だがかまわない。

茅野市の次は隣の諏訪市。ここでは「何か撮るようなものがあるんですか?」と声をかけられた。下諏訪町、岡谷市は再度チャレンジすることにする。火の見櫓を背景にした写真を撮ることができなかった・・・。いや、岡谷では撮ることができたが、気に入らないのでアップしない。

進捗
状況を地図上に表示する。まだまだこれから!

20160924現在 21/77





649 岡谷市今井の火の見櫓

2016-09-25 | A 火の見櫓っておもしろい


649 岡谷市今井 撮影日160924  信号待ちの間に運転席からすばやく撮影

なんとなく変な感じがするなあ、と思いつつ車で接近した。梯子を外付けしているので踊り場の手すりが切れていることに加えて、その上に脚のデザインを持ってきているので火の見櫓2段重ねのような違和感があるのだ。



緩勾配の方形屋根、てっぺんには何もなし。ずいぶん大きなくるりんちょ。半鐘がずいぶん端っこに吊してある。手すり子にもブレースのデザインを施している。



この写真を見ていて、ああ、火の見櫓って鉄で出来ているんだ、って改めて思った。妙に鉄っぽく写った。錆の感じがそんな印象を与えるのだろうか・・・。


 


諏訪市のマンホール蓋

2016-09-25 | B 地面の蓋っておもしろい


諏訪市四賀にて 撮影日160924

 諏訪市のマンホール蓋には諏訪市の花、あやめがデザインされている。蓋にはよく市町村章が真ん中に配されていることが多いようだが(観察数が少ないので多いと断定的な表現はできない)、この蓋には見当たらない。


すわし おすい と表記されている。

 

消火栓の蓋には市章がある。市のホームページに市章の制定は1941年(昭和16年)と示されている。


 


648 茅野市宮川の火の見櫓

2016-09-25 | A 火の見櫓っておもしろい


648 茅野市宮川西茅野 撮影日160924

 やはり櫓の末広がりのフォルムは美しい。隣に防災行政無線柱が立っているから、この火の見櫓もやがて撤去処分されてしまうかもしれない。


見張り台の床にモーターサイレンを設置してある。





施工者の銘板に昭和36年9月1日と竣工年月日を記してある。梯子の左側には寄贈者を記した銘板も設置してある。





茅野市の防火貯水槽蓋

2016-09-25 | B 地面の蓋っておもしろい


茅野市宮川西茅野にて 撮影日160924

◎ 火の見櫓には下水道のマンホール蓋よりこちら、防火貯水槽蓋の方が相応しいかもしれない。カテゴリーを「地面の蓋」にしたのは、マンホール蓋だけでなくいろんな蓋に注目したいから(発散的人間の悲しき?性)。




はしご車の廻りのドットはランダム配置?それとも何か意味があるのだろうか・・・。





茅野市のマンホール蓋

2016-09-25 | B 地面の蓋っておもしろい


069

蓋と、火の見と、それから私、
みんなちがって、みんないい。



茅野市金沢木舟にて 撮影日160924


 市章は、チノの2文字を組み合わせたマークです。

茅野市の市章は「チノ」をデザインしている。現地でマンホール蓋の市章を見て、仮面の女神(国宝)に似ていると思った。調べてみると、市章の制定は1958年(昭和33年)で、仮面の女神が出土したのが2000年(平成12年)。したがって似ているのは偶然。

仮面の女神(過去ログ


646 富士見町立沢の火の見櫓

2016-09-25 | A 火の見櫓っておもしろい


646 火の見櫓のある風景 撮影日160924



構成部材のすべてがシャキリ~ンとしていて見ていて実に気持ちが良い。このような端正なデザインは私の好み。 几帳面な人がつくったのではないだろうか。

手すりに正方形を割り付けて内接する円を入れている。その下のハートを逆さにしたような形もピシッと正確に作ってある。見張り台の四隅を支えている方杖のカーブも良い。



踊り場のあっさり・シンプルな構成も好い。脚部にアーチ部材が無いことも気にならない。これはこれで統一感があり、まとまっている。



見張り台見上げ。


前稿のマンホール蓋の背景の火の見櫓。富士見町にはまだまだ見ていない火の見櫓が何基もある。今回はマンホール蓋巡り、次回は火の見櫓巡りで出かけたい。


富士見町のマンホール蓋

2016-09-25 | B 地面の蓋っておもしろい

 原村から諏訪郡富士見町へ移動。


富士見町立沢 撮影日160924 

マンホール蓋と火の見櫓のある風景


 「富士見町 町章」の画像検索結果

富士見町のマンホール蓋には町の花・すずらんと町章を配している。富士見町のホームページによるとこの町章は「フジミ」を図案化したものだという。このことを知ってからだとフジミだと分かる。



上水道の止水栓 いつでもうまい水