■ 昨日(7日)は茅野市、原村、富士見町と諏訪地域の火の見櫓を見てきたが、気になるのは櫓の平面形で3角形と4角形のどちらが多いか、ということ。見てきた22基の内訳は次の通り。
櫓の平面形(柱の本数)
4角形(4本) 18基
3角形(3本) 2基
その他(1本、2本) 2基
たった22基の結果を以って諏訪地域には4角形の櫓が多い、と結論づけてよいのかどうか、統計学的に意味のある結果かどうかわからないが、なんとなく多いという印象、などと言っているより説得力があるだろう。
ここで疑問が湧く。4角形の櫓って3角形の櫓と比べてメリットがあるのだろうか。鋼材の使用量は多くなるだろうし、水平構面の面内変形が生じやすくなるだろうし・・・。なぜ4角形?
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2010年の5月に火の見櫓巡りをはじめて以来、約960基(*1)の火の見櫓を見てきたが、今後の(まだ先の老後の)デスクワークとして、火の見櫓の形(平面形や細身・太身など)の地域別の傾向把握をするのもいいかもしれない。
ここで注意しなくてはならないのは、集落内の狭い道路沿いにある火の見梯子や火の見柱を見落としていることだ。車で主要な道路を移動しているだけだと、ヤグラセンサーの感度が良くてもこれらにはあまり反応しないから。
火の見櫓観察に出口なし(過去ログ)
本稿を以って昨日の火の見櫓巡りの記録を終了する。
追記 191230 *1 通し番号付け直し作業中