320
■ ある方のおすすめ本『非常識な建築業界』森山高至(光文社新書2016)を読んだ。書名通りの内容。全5章から成る本書の章立ては次の通り。
第1章 非常識なコンペ 新国立競技場問題は「よくある話」
第2章 非常識な建築史 建築はなぜ「どや顔」をするようになったか
第3章 非常識な建築家 オリジナルでなければ建築ではない!?
第4章 非常識な建設現場 ゼネコンという名の総合商社
第5章 非常識な建築論 建設業界にも「常識」はある
本書のサブタイトルは「どや建築」という病だが、この「どや」は「どや顔」の「どや」(ってなんだかわかりにくい文章)。以前私はブログに「ドーダの建築 過去ログ」という記事を書いた。どやとドーダは同じ意味。だから、第2章を興味深く読んだ。
敢えて具体的には書かないが、全くその通りと同意できる指摘と、なんだかなあ、と同意できかねる指摘もあった。
さて、『アウトブレイク 感染』ロビン・クック(ハヤカワ文庫1988)に戻ろう。