透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

解けない疑問

2021-06-13 | A 火の見櫓っておもしろい





 前稿で取り上げた火の見櫓(1288 松本市和田)の双盤形の半鐘の取り付け高さに関する疑問   

踊り場の床面から40cmくらいの高さのところに双盤形の半鐘を取り付けてあるが、この位置でどうやって叩くのだろう。

この疑問についてS氏(*1)が見解を示してくれた。それは、スズランのような形の一般的な半鐘はピッチャーがオーバーハンドで投げるようなフォームの打ち方をするが、この双盤の場合、アンダーハンドで投げるような打ち方をするというもの。

なるほど、確かに太鼓でも両方の打ち方がある。

だが・・・、写真で分かるが、右手でアンダーハンドスローのような打ち方をしようとすると、梯子が邪魔になるだろうし、ちょうど立つことになりそうな位置に開口がある。S氏から説明されたときは、なるほど!と思ったけれど、どうも違うような気がする。

解けない疑問・・・。


*1 豊科のBWCLのオーナー



1289 火の見櫓のある風景

2021-06-13 | A 火の見櫓っておもしろい


(再、1289 欠番なので番号を付けた) 松本市和田 4脚84型 撮影日2021.06.12

 緑豊かな集落の生活道路沿いに立つ火の見櫓。道が右に曲がっていて先が見通せない。あの先はどうなっているんだろう、と先を見に行くという動機付けになる。



中信地区(松本平)には少ない4角形。櫓の逓減は直線的で見張り台の4隅に隅切りは無く、硬い印象の火の見櫓。見張り台の高さは13メートルくらい。見張り台に半鐘は無く、踊り場に双盤形の半鐘がある。なぜ床面に近いところに付けてあるのか分からない。この位置だと叩きにくいと思うが。消防信号板の写真は以前撮影したもの。


撮影日 この写真のみ2014.03.04