透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1291 辰野町伊那富の火の見櫓

2021-06-21 | A 火の見櫓っておもしろい


1291 上伊那郡辰野町伊那富 3無〇〇型 撮影日2021.06.20 

 箕輪町からの帰路、辰野町で出合った火の見櫓。天竜川の右岸、東向きの斜面に立っている。斜面であることは上の写真で分かる。





屋根と見張り台の様子。かなり老朽化している。3角形の櫓と円形(円錐)の屋根と見張り台の組み合わせは珍しくはないが、南信では少ない。円形の屋根に蕨手が付いているのを見るのはたぶん初めて。見張り台に消防信号板がこのように設置されているのは案外少ない。信号を見ながら叩くことができるのに。



脚部も錆が目立つ。スピーカーが設置されていないと、撤去されてしまうのではないかと心配になる。スピーカーの設置もせつないが・・・。


 


1290 箕輪町中曽根の火の見櫓

2021-06-21 | A 火の見櫓っておもしろい



1290 上伊那郡箕輪町中曽根 4無44型 撮影日2021.06.20

上下2枚の写真がうまくつながった。

 上伊那郡箕輪町は諏訪湖が源流の天竜川の両側に広がる町。面積が広く、まだ全域を巡ることができていない。

昨日(20日)箕輪町で初めて見たのは中曽根地区の火の見櫓。天竜川の右岸側(西側)の斜面を登っていき、古くからあると思われる集落にこの火の見櫓が立っていた。蔵があったり道祖神や庚申塔などが祀られているところは古くからある集落と判断できるが、そのような集落には火の見櫓が立っている可能性が高い。

正面側から全形を撮りたかったが、あいにく車が停まっていたことと、逆光で撮ることができなかった。撮影条件が整わないことはよくあることで、仕方ない。



見張り台の半鐘を取り囲むようにスピーカーが設置されている。後から付加されたものが何も無ければ見張り台周りはスッキリしていていいだろうなぁ、と思いながら見た。主役交代後も半鐘が遺されていることを喜ぶべきだろう。



正面だけアーチ形の部材を用いて櫓の中に入れるようにしてある。外付け梯子を架けてあるから、この開口に意味があるのかどうか。