■ 書肆 朝陽館(長野市)で買い求めた『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』藤𠮷 豊、小川真理子(日経PB2021年第1版第1刷、2022年第1版第11刷)を読んだ。C1(図書カードで買い求めた1冊目の本)
内容を示す文章がそのまま本のタイトルになっている。この1冊で100冊分のポイントが分かるならいいじゃなか、と思って少しも迷うことなく買い求めた。ベストセラー100冊の中の本を読むことはあっても、この手の本は読まないのだが・・・。
「はじめに」にこの本をまとめた手順が次のように示されている。文章の書き方がテーマの本を100冊購入して、書かれているノウハウを洗い出す。それから似た内容のノウハウをまとめて、そのことについて書かれている本の冊数によってランキング付けをする。それで、ランキング順に第1位から第40位までの解説をする。
第1章が第1位から第7位まで、第2章が第8位から第20位、第3章が第21位から第40位という構成。
内容は文章の書き方そのもののテクニカルなことから、内容に関することまで様々。第1位は敢えて書かない。第2位は**伝わる文章には「型」がある**、第7位**接続詞を「正しく」使う**、第30位**考えるために書く**、第39位**根拠を示す**となっている。
メール、論文、ブログ、報告書、等々 文章にも色んな種類があって、書き方が違う。だから、それらをまとめて論ずるには無理があると思う。どのような文章について知りたいのか、知りたい内容について具体的に書かれた本を読んで参考にすることが良いのでは。
井上ひさし、三島由紀夫、丸谷才一、谷崎潤一郎、川端康成。作家が書いた文章の書き方に関する本(文庫本)は全て古書店に引き取ってもらったので、自室の書棚には1冊もない。
文章の書き方に関する本を読んできたけれど、その成果が表れているのかどうか・・・。