■ ネット注文していた三島由紀夫の『金閣寺』(新潮文庫)が届いた。今現在のカバーデザインが好みではないので、画像を確認して、そう、これこれ、と古いデザインのものを注文していた。発行年を奥付で確認すると、昭和45年2月15日。55年前の文庫! 初めて読んだ新潮文庫の三島作品は、どれもこのデザインだったかも知れない。違うかな。
用紙は変色し、活字は細かい。好きだな、こういう本。以前も書いたけれど、小説を「読んでいる感」が高まる。活字が細かいのは特に支障はない。リーディンググラス(老眼鏡ともいう )をかけて読むので。
今日(12日)、朝カフェ読書で読み始めた。
最近読んだ内海 健の『金閣を焼かなければならぬ 林 養賢と三島由紀夫』と酒井順子の『金閣寺の燃やし方』が夜道を明るくする提灯(って喩えが古いか)のように、読む先を案内してくれているかのようで、読みやすい。
読み始めたら、なぜか分からないが、有吉佐和子の『華岡青洲の妻』が読みたくなった。またネットで古本を注文するかな。