(明治天皇岩間野立所)
明治天皇岩間御野立所
明治二十三年(1890)の明治天皇行幸の際、野立所となった場所である。住所は笠間市下郷922‐122。
(宍戸駅)
「明徳」 駐蹕記碑
JR水戸線宍戸駅前のロータリーに駐蹕記碑が建てられている(笠間市大田町)。建立は明治四十年(1907)。
この時、明治天皇は、汽車で宍戸駅まで移動し、そこから金華山という名の愛馬に乗り、随従する有栖川宮・北白川宮や政府高官そして近衛将校らは馬で随った。
(桜の宮ゴルフ倶楽部)
桜の宮ゴルフ倶楽部(笠間市小原2822)は、かつて和尚塚カントリークラブと呼ばれていた。今もクラブハウスの近くに和尚塚と呼ばれる祠があり、そこに明治天皇駐蹕之地碑、明治天皇和尚塚御野立所碑が建てられている。
明治天皇駐蹕之地碑
明治天皇駐蹕之地碑は、明治三十三年(1900)十一月十日から十七日までの八日間、近衛師団の機動演習が茨城県を中心に行われ、明治天皇は統監・視察のため同月十五日笠間町に行幸した。翌十六日の朝、特別列車で内原駅へ向かい、同駅から二頭だての馬車で大原村和尚塚へ移動し演習を統監した。この巨大な石碑は、大正二年(1913)の建碑。石碑裏面の碑文は、栗田勤(いそし 栗田寛の養嗣子)の撰文および書による。
明治天皇和尚塚御野立所