今回の芝居で使った手品は、プロの先生から指導されたものも含めて
5種類の手品が、劇中で使われた。
と言っても、みんな種があるのはあたりまえ。
しかし、どれ一つとってもプロの方がやると全然違って見えるから
手品は種が解っても、簡単に人をゴマかせないなぁ・・・って思った。
最初の手品は、マジシャンのセシリーが白いスティックを
瞬時にハンカチの束へ変化させるもの。
これは手品のショップで売っている素人向けのものなので簡単なようだが
意外と白いスティックを布製のものに見せない工夫が必要。
稽古で見た居た限りでは、何となく布製と言うのが見え見えだったかな?
二番目が、緑のリボンを赤くする手品。これは、仕掛けが良く解らなかった。
三番目は、僕と関わった二人(ダフネとケイト)が心の受け渡しに使った
光のマジック。これは仕掛けと言うより、タイミングや仕草が重要。
光の塊を投げる仕草と受け止める仕草が、結構難しかったみたい。
同じ事を、手品の先生がやると本当に光が飛んでいるように見えた。
4つ目は、僕の相棒カールが飲むワインを魔女のエレノアが
魔力で固めて、それ以上飲めなくしてしまう手品。
これは紙オムツなどに使う凝固剤を使って、瞬時に固めたものなんだけれど
稽古では、全然上手く行かなくて、カールとエレノア役の二人は苦労したみたい。
そして最後は、いつもダフネが抱えていた人形を放り投げた瞬間に
光り輝く花の飾り物に変わるもの。
芝居をやっている本人達は、完璧にやろうと何度も練習していたのですよ。
本番では、熊のぬいぐるみが上手く隠せなくてバレバレだったけれど、
お客さんは大人だから、そんな事は関係ないって感じで見てくれた。
このあたりは、お客さんもさすがだなぁ・・・って思っちゃった。
その他、マジックじゃないけれど投げつけたクッションが
急に岩のような重さになってしまったり、残されたわずかな魔力で
花瓶を持ち上げてみたり・・・こういったシーンは、小道具のスタッフや
軽いものを重く見せる演技とかで、それらしく見せていた。
今回の芝居を振り返ってみて、魔女の話に安っぽい手品を入れすぎたな・・・
と言うのが、僕の個人的な感想。
観ている人を楽しませるためのマジックなのだろうけれど、
芝居の中で、サリーのナレーションにあった
「遠くまで見渡せる視力4.0の目、水の匂いを嗅ぎ分ける鼻」とか、
「妙に勘が良かったり、予感が働いたり、人の気持ちを読むのが上手い」
といった、魔女と呼ばれた人間の、普通の人とちょっと違った能力を
連想させるような台詞や芝居を色々な場面で使って、お客さんに
『なるほどなぁ・・・』と、思わせるような事を狙ったら、
より大人向けの芝居になった気がする。
まぁ、それには役者の演技力が要求されるから、今の劇団じゃぁ無理。
そんな事も、演出の伊藤さんは考慮して台本を作ったのかも知れない。
なんせ僕の劇団には、芝居の表現力、演技力のある人は数える程度しか居ない。
それに器用さとか、色気や妖艶さ、怪しさなどを加えると、皆無に等しい劇団。
それでもこの劇団は、毎回満員になるほど愛されている。
まぁ殆どが固定客だけれど、プロの劇団や音楽家だって殆どが
ファンと呼ばれる固定客だから、そういう意味では日本で一番、
集客力のあるアマチュア劇団だって思って、良いんじゃないかな?
ちなみに、今回の公演は日曜日の夕方に若干の席が余ったものの
3回の公演全てが9割以上の席をお客様で埋めることが出来ました。
ご来場頂いた多くのお客様に、この場をお借りして感謝申し上げます。
5種類の手品が、劇中で使われた。
と言っても、みんな種があるのはあたりまえ。
しかし、どれ一つとってもプロの方がやると全然違って見えるから
手品は種が解っても、簡単に人をゴマかせないなぁ・・・って思った。
最初の手品は、マジシャンのセシリーが白いスティックを
瞬時にハンカチの束へ変化させるもの。
これは手品のショップで売っている素人向けのものなので簡単なようだが
意外と白いスティックを布製のものに見せない工夫が必要。
稽古で見た居た限りでは、何となく布製と言うのが見え見えだったかな?
二番目が、緑のリボンを赤くする手品。これは、仕掛けが良く解らなかった。
三番目は、僕と関わった二人(ダフネとケイト)が心の受け渡しに使った
光のマジック。これは仕掛けと言うより、タイミングや仕草が重要。
光の塊を投げる仕草と受け止める仕草が、結構難しかったみたい。
同じ事を、手品の先生がやると本当に光が飛んでいるように見えた。
4つ目は、僕の相棒カールが飲むワインを魔女のエレノアが
魔力で固めて、それ以上飲めなくしてしまう手品。
これは紙オムツなどに使う凝固剤を使って、瞬時に固めたものなんだけれど
稽古では、全然上手く行かなくて、カールとエレノア役の二人は苦労したみたい。
そして最後は、いつもダフネが抱えていた人形を放り投げた瞬間に
光り輝く花の飾り物に変わるもの。
芝居をやっている本人達は、完璧にやろうと何度も練習していたのですよ。
本番では、熊のぬいぐるみが上手く隠せなくてバレバレだったけれど、
お客さんは大人だから、そんな事は関係ないって感じで見てくれた。
このあたりは、お客さんもさすがだなぁ・・・って思っちゃった。
その他、マジックじゃないけれど投げつけたクッションが
急に岩のような重さになってしまったり、残されたわずかな魔力で
花瓶を持ち上げてみたり・・・こういったシーンは、小道具のスタッフや
軽いものを重く見せる演技とかで、それらしく見せていた。
今回の芝居を振り返ってみて、魔女の話に安っぽい手品を入れすぎたな・・・
と言うのが、僕の個人的な感想。
観ている人を楽しませるためのマジックなのだろうけれど、
芝居の中で、サリーのナレーションにあった
「遠くまで見渡せる視力4.0の目、水の匂いを嗅ぎ分ける鼻」とか、
「妙に勘が良かったり、予感が働いたり、人の気持ちを読むのが上手い」
といった、魔女と呼ばれた人間の、普通の人とちょっと違った能力を
連想させるような台詞や芝居を色々な場面で使って、お客さんに
『なるほどなぁ・・・』と、思わせるような事を狙ったら、
より大人向けの芝居になった気がする。
まぁ、それには役者の演技力が要求されるから、今の劇団じゃぁ無理。
そんな事も、演出の伊藤さんは考慮して台本を作ったのかも知れない。
なんせ僕の劇団には、芝居の表現力、演技力のある人は数える程度しか居ない。
それに器用さとか、色気や妖艶さ、怪しさなどを加えると、皆無に等しい劇団。
それでもこの劇団は、毎回満員になるほど愛されている。
まぁ殆どが固定客だけれど、プロの劇団や音楽家だって殆どが
ファンと呼ばれる固定客だから、そういう意味では日本で一番、
集客力のあるアマチュア劇団だって思って、良いんじゃないかな?
ちなみに、今回の公演は日曜日の夕方に若干の席が余ったものの
3回の公演全てが9割以上の席をお客様で埋めることが出来ました。
ご来場頂いた多くのお客様に、この場をお借りして感謝申し上げます。