『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、楽しく生きる事
周りにも笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『頑張りが報われた一言』

2017年01月26日 | Weblog

今日は、去年から開発していた『ガルデントラップ』の立会い。
この装置は、去年の4月に急に話が出て、急遽ゼロから開発した装置。
アイデアが浮かんだのはお風呂の中でした。

炭酸ガスが出る入浴剤を入れて、湯船につかっていた時に、
『そうだ・・・・水蒸気を含んだ空気を水の中に潜らせたら空気しか残らない』
って思ったのでした。

それで、ガルデンと言う厄介な溶液を含んだミストを、
ガルデン溶液の中を潜らせることを真面目に考えた。
アイデアが浮かぶと、すぐに風呂から上がって漫画にした。

池や水槽に空気を押し込むエアポンプを使えばいいじゃないか・・・・
これでミストは溶液に溶け込んで、出てくるのは空気だけ。
アイデアは完ぺきでした。

まずエアポンプを買ったけど、空気の吸入口がハッキリしない。
それでバラバラにして、構造を検証した。
吸入口を改造してみたら、ポンプの能力が倍以上出るようになったものの、
とんでもない音が出るようになってしまった。

それでも、目的は溶液の完全回収だから、音の事は後回しにした。
ところがそこからが紆余曲折の繰り返し。
隙間がちょっと有るだけで、エア漏れして全く性能が出なかったり・・・・。
新たに加える電源やカバー等の物が、数ミリの単位で合わなかったり・・・

その度に組み直しをする現場のメンバーは、根気よくやってくれました。
今回は浮き袋に空気を入れる時に使う、足踏みポンプと同じ原理の
ダイヤフラムポンプというポンプを使ったけれど、こいつの出す音よりも、
むしろその排気音の方が凄かった。
車のマフラーを外すと、とんでもない爆音が出るのと一緒です。
ところが、今回はそういった消音機を付けられないのです。

そんな音の対策途中で、実験しながらポンプの代わりに、
掃除機を使ってみたら、思いの外上手くいった。
ただ、掃除機では、長時間回すとモーターが発熱するから、
24時間の連続運転が出来ないから使えない。
それでも、別の方法が見つかっただけでも、大きな収穫だった。

その他にも色々ありましたが、何とか立会いに漕ぎ着いた。
エンドユーザーである研究所の責任者が、
『努力や苦労の後が見えますね』と言ってくれた。

技術者は、そういう事が解るのですよ。
解る人には、大変なことが判るんだ・・・・って思いましたね。
その一言で、これまでの頑張りが報われた気がします。
これから音対策のため、また改造に着手します。

コメント
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