今日、日本中が待っていた稀勢の里が横綱として、
明治神宮で『奉納手数入り(でずいり)』が行われた。
メンタルが弱くて、ここ一番に弱く、横綱になるまでずいぶんと時間がかかったけれど、
やっぱり日本人の横綱を、日本中の相撲ファンが待っていたんだね。
僕は中学校の頃に『月刊大相撲』という雑誌を購読していた。
当時の横綱は、引退寸前の大鵬に玉の海、北の富士の3人。
大鵬が引退し、玉の海が急逝して北の富士が一人横綱だった頃。
その後、北の湖と輪島が一時代を築き上げ、相撲人気は最高潮だった。
いつの間にかモンゴル人が相撲を取るようになり、
今や横綱、大関の半数以上がモンゴル人。
最初は旭山部屋だった気がします。
確かに強いけれど、『相撲道』みたいなことを
外国人が語るのを見て、あまりいい気はしなかった。
国技である相撲を、モンゴル勢に奪われてしまったって
そう感じていた日本人は多かったんじゃないかな。
色々な意味で、稀勢の里が横綱になるのを、
多くの日本人が待ち望んでいた気がします。
明治神宮の『奉納手数入り(でずいり)』を見に来た観衆が1万8千人もいたらしい。
凄いですねぇ。頑張ってほしいです。
ちなみに報道では『横綱土俵入り』って言ってるけれど、
土俵なんかないじゃないの・・・・
昔、購読していた相撲の本には『奉納手数入り(でずいり)』
と書かれていたから、何だか『土俵入り』っていう呼び方に、
僕はちょっと違和感があります。