今日も芝居の稽古。
座長から昨日の夕方に、僕が唄う曲の音源がメールで送られてきた。
幸い、車で仕事へ出かけたので、さっそくダウンロードして
車の中で聞きながら帰宅した。
帰宅してから、音源を聴きながら譜面チェック。
今回の公演では、4年ぶりに楽曲担当へ大塚彩子先生が復帰された。
譜面って、改めて見ると個性が出ますね。
当たり前の話なのだけれど、去年まで作曲されていた、
片野真吾先生の楽曲とは全く違う。
片野先生はビートがハッキリしている、僕にとってノリの良い楽曲だった。
ところが我が劇団のメンバーはこのビートに乗れない人が多い。
高齢者が多いと言うのが、その一番の理由。
大塚先生は、その点では高齢者向きの流れるような曲が多いですね。
出遅れても余り目立たない。
強いて言うならば、大塚先生はクラシックをベースにした『音楽家』、
片野先生はロックなどをベースにした『ミュージシャン』。
どちらも楽曲は素晴らしいです。
その音源を聴いて、今日の稽古までに全部覚えちまおう・・・・
そう思って、明け方5時まで述べ100回ほど練習してほぼ覚えちゃった。
こうなったら、最初から譜面なしで練習しようと意気込んで出かけた。
ところが、一緒に唄う姉さんには音源も譜面も届いていないと言う。
と言う訳で、今日は唄の手合せが出来ないで終わっちゃった。
おまけに夕方5時まで、他の唄の振り付け。
この間、僕は全くやる事が無くて、台本を読み直すしか無かった。
唄も、全然覚えていない人、個人練習していない人が居て、
その為に、振りつけもやたらと時間がかかる。
今年は4月1日の公演だから、もう台本なんか持って稽古している時期じゃない。
意識が低いと言うか、意識の差が余りにも大きくて、
何だか一生懸命やってる自分が、滑稽に思えてくる事があります。
正直言って、こういう時間は無駄な時間だなぁ・・・・そう思います。
かつて世界チャンピオンだった辰吉丈一郎が言っていた言葉。
『今日やらなければ、明日なんかない』
その言葉が、いつも僕の頭にあります。
世界チャンピオンになる人は、やっぱり違いますね。