今日はトラブルの原因が判り、手直しの手直し。
一旦、バラバラにしたお蔭で、前の組み上げ時に妥協した部分も
もう一度やり直しが出来て、そういう意味では『怪我の功名』。
一つずつ、組み上げながら要素部分を個々に動作させて測定し、
年末に取得したデーターと比較して、問題ない事を確認する。
今日は妥協した部分の手直しが出来たせいか?
吸気ポンブを接続するダクト部分の目張りなど、
気になっていた部分の細かい修正を納得するまでやった結果、
年末に取ったデーターより、平均して1割ほど性能が上がった。
時間ロスがあったけれど、全て『結果オーライ』。
この結果オーライは、時間ロスがあっても最初から確認して
納得が行く加修をすることで生まれた性能アップに対するもの。
いい加減にやって、結果が出たからいいや・・・・
と言う類のものじゃない。
退職時に居た子会社の電気設計は、技術的な裏付けや実験を繰り返して、
そのデーターを元に設計して行く実力が無い人間ばかり。
『今まで通り』『前と同じ性能』という『結果オーライ』ばかり。
それについて厳しい事を言っても、日程がどうの…なんて
言い訳ばかり言う連中しかいませんでした。
僕は決して『今まで通り』を否定した覚えはない。
理論を元に自分なりに理屈をつけて、設計検討したら
今までの回路が理に叶っていて、作り直す必要が無い…
なんてことは良くありましたが、これは立派な設計なんですよね。
そういう意味で、今回は僕なりに勉強して計算したものを元に
作ったものだから、色々な測定箇所で『これくらいの値になる』
といった、目標値みたいなものがあった。
その目標値も、現場のメンバーみんなに説明して、
疑問点やおかしい点があったら、指摘してもらいながら進めてきた。
結果として、今回の仕事の内容は皆でシェアしてきたことになる。
明日は法事で休むけれど、休んでも仕事の内容を理解しているから
僕が居なくても、安心して任せられるのです。
決してまぐれの『結果オーライ』ではないのです。