甲府盆地は西に高度の高い北アルプスや中央アルプスを背負っているので大平洋岸の気候です。冬は寒いですが東京都と同じように雪の無い晴天の日が多いのです。
そして甲府市は東に富士山とその外輪山、南に農鳥岳、、西農鳥岳、間ノ岳、北岳、薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳、甲斐駒ケ岳などの連山が見えま。そして北には八ヶ岳が横たわっています。東北の方向には秩父山系の西端が延びています。
文字通りの盆地ですが、平野部も広く稲作もあります。周辺の山裾にはブドウ畑やモモ畑が広がっていて美味しい葡萄酒の産地です。
盆地の東には笛吹川が南北に流れ、中央部には釜無川が東西に流れています。笛吹川と釜無川は身延近辺で合流し、富士川となり太平洋へ流れ出しています。
甲府盆地には沢山の温泉も湧きだしています。石和温泉、身延温泉、芦安温泉、湯村温泉、増富温泉、などの他に名前の知られていない宿が一軒だけの鉱泉も沢山あります。
富士山や山中湖などの富士五湖をはじめ八ヶ岳山麓の清里までいろいろな観光地に恵まれています。
この山梨県は東京に近いのですが武田信玄を尊敬し、「ほうとう」のような特別な食べ物もあり独自の地方文化を大切にしています。
私は1974年に旧武川村の柳沢の山林に小屋を作り、山梨県へ38年間通い続けています。自然に自分の故郷のような気がします。
是非、山梨県へ遊びにいらっしゃって下さい。良い所です。
下に少し釜無川と南アルプスの写真をお送り致します。そして甲斐駒の麓の「藪の湯」の「みはらし荘」の湯から見た八ヶ岳の眺望の写真もお送り致します。
韮崎市の中を流れる釜無川です。眼前に薬師岳、観音岳、地蔵岳の鳳凰三山がせまり、その奥に南アルプスの主峰が見えます。
甲府盆地の東部の勝沼から甲府の市街へ下る甲府バイパスからは下の写真のように南アルプスがよく見えます。
はるかに西には甲斐駒岳が聳え、その北には雪を頂いた八ヶ岳の峰々が輝いています。
さて「藪の湯」は駒ヶ岳の山麓にある鉱泉です。その高台にある見晴らしの良い宿は「みはらし荘」と言います。特にその湯船からの眺望が良いのです。一昨日、小屋に泊まった時に湯につかりながら夕日に輝く八ヶ岳の眺望を楽しんで来ました。入浴料は500円です。
この風呂場の窓を開けて撮った写真が下の写真です。
この鉱泉宿は30年以上前から何度も泊まった所です。私の小屋から車で10分の近所にあるので夕方気軽に入浴に行きます。あまり豪華な宿ではありませんが泊まってみると、ああ、これが山梨県の文化だと納得するから不思議です。
少し山梨県の観光案内をいたしました。失礼いたします。(終わり)