今日は今年さいごの日です。今年もいろいろなことがありました。でも何もなかったような気も致します。平穏な一年でした。
この一年を振り返って心にふつふつと湧いてくるのはこのブログの読者へ対する感謝の気持ちです。多くの方々に読んで頂きました。そして好意溢れる数々のコメントを頂きました。勇気づけられました。
生きている充実感で幸せになりました。本当に有難う御座いました。人はたかがブログと言いますが、私にとってはかけがえのの無い生きがいなのです。
皆様が読後に少しでも幸せを感じるようにと毎日書いています。心温まるエピソードやささやかな旅の話を書いています。新聞の明るい記事も取り上げます。
石器時代からこの日本に住み、家族を愛していた人々の痕跡を求めた記事も書きました。住居跡が何層にも重なって埋まってあるのです。暖をとり、料理をした炉の跡が必ずあります。そこには家族の愛があったに違いありません。
このブログは2007年の11月に始めました。私の山林の中の小屋の近所に独りで住んでいる木内正夫さんがブログを始めなさいと言ってくれたのです。そして彼の山荘の3階のコンピューター室で必要な技術を何度も教えてくれました。
それ以来木内さんはこのブログを毎日読んでくれています。彼自身も「北杜市・自然の中で」というブログを書いています。(http://sizen068.blog95.fc2.com/)
そのブログから最近の雪に埋もれた彼の山荘の写真をお借りして示します。
山荘は木内さんが一人で作ったものです。いろいろ趣の違う2階の部屋や3階の部屋がついていて実に楽しい構造になっています。そして上の写真の家の向こう側はイワナの棲んでいる谷川になっていて、大きな池があります。モリアオガエルが産卵にやって来る池です。下がその写真です。
この山荘の周囲は何もありません。起伏のある雑木林が果てしなく広がっています。兎に角何も無いのです。コンビニもスーパーもはるか下の里へ下りて行かないとありません。あるのは風の音だけです。雑木林の梢を吹きすぎる風の音だけです。
そしてその風の吹いてくる方向を見ると雄大な甲斐駒と八ヶ岳があります。朝日に輝く山々や夕日に染まる姿を見ると幸せになるのです。最近、私が撮った写真です。
上が甲斐駒岳で下が八ヶ岳です。
ついでに私の小屋の写真も示しておきます。木内さんの山荘よりもっと奥にあります。
このように山林を思い浮かべると心が静かになります。そうすると感謝の気持ちが自然に湧いてきます。今年もいろいろな方々にお世話になりました。
特にブログをお読み頂いた方々へ深く、深く感謝申し上げます。有難う御座いました。
どうぞ良いお正月をお迎えください。皆様の来年のご幸福をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)