老境の財産は楽しかった昔の思い出です。それらを思い出してブログに書いていると再び若かった時のあれやこれやを思い出します。それにして妻はいつも一緒でした。
一昨年まで運転免許を持っていた頃は車を走らせてあちこちの公園へ行きました。東京の公園、埼玉の公園、神奈川の公園はあらかた行っています。特に東京の公園はほとんど全てに行きました。同じ所に何度も行きました。妻はいつも一緒に行きました。
そのいろいろな公園のなかで私が一番感動している公園は葛飾区と埼玉県の境界になっている広大な水郷を利用した水元公園です。
広さが約30万坪ととてつもなく広いのです。広大な池が広がり、ショウブや睡蓮が一面に咲いています。池の向こうには緑豊かな林があり、そこは埼玉県三郷市の公園になっています。
この公園の素晴らしさは池だけではありません。鬱蒼とした森があり、バードサンクチュリアがあります。深い森を抜けると広大な芝生の広場があり、小川が流れ、端には高いポプラの並木があります。
ある時は「ハナショウブ園」から左の方へ歩きました。広大な池に沿って、北端の「バードサンクチュリア」まで行きました。そこから中央広場のへりを歩いて、メタセコイヤの森を抜けて、駐車場まで帰って来ました。公園の半分くらいしか歩きませんでした。しかし、それだけで2時間かかりました。
私が何故この公園に感動するか書いてみます。
広いのです。水が豊かです。森が鬱蒼としています。芝生の広場が圧倒的です。その中の小川が楽しげに流れています。ポプラ並木がロマンチックです。そして私にとって一番重要な駐車場が広くて料金も適正です。これらもろもろのものが見事に配置してあるのです。歩いていて次から次へと場面が変わるのです。
この公園を設計した人々が楽しみながら何年もかけて作ってきた様子が目に浮かびます。作った人々の心が温かいのです。夢があるのです。
ですから私はこの公園が東京で一番感動的な公園と思っています。
家内が撮ってきた写真を歩いた順に示します。
1番目の写真は駐車場からすぐのハナショウブ園です。
2番目の写真はハナショウブ園の先にある広大な池です。この池にそって向こうの森まで歩きます。写真には写っていませんが、右の方は三郷市の公園の森が広がっています。川風がさわやかです。
3番目の写真は三郷市の公園の森です。この森の中の涼しい道を楽しみながら何処までも歩いて行きます。
4番目の写真はバードサンクチリアにある野鳥の観察用の小屋の窓からの長めです。このような窓が幾つかついています。望遠鏡を持った若者が熱心に観察していました。
5番目の写真は森を南の方向に抜けた所にある大きな中央広場です。エンジン付きの芝刈り機で草刈りをしている人がいました。芝の匂いが夏が近いことを教えていました。
6番目の写真はこの中央広場の南側にあるバーベキュー広場です。
7番目の写真はメタセコイヤの森です。そこを抜けると駐車場に帰ってきます。
なお、この公園には涼亭という和食のレストランと簡単な食事が出す店とがあります。
書いてみるとこの感動的な公園の素晴らしさをすべて説明できません。実際に歩いてみないと分からないのです。四季折々、いつでも感動します。
この公園には4度も行来ました。妻も感銘していました。
今日は私が一番感動している葛飾区と埼玉県の境界にある広大な水郷を利用した水元公園をご紹介いたしました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。後藤和弘(藤山杜人)