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春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

みなと横浜の姿

2007-01-27 14:14:00 | 旅先にて
◇氷川丸

みなと横浜に代表される氷川丸とマリンタワーは観光の目玉として輝いていた。
今にも動きそうに見える氷川丸はスクリュウと方向蛇を落とし、巨大な浮島化している。
憧れのシアトル就航の貨客船として登場したが、復員船など多目的に利用されるなど、戦前、戦後の中に生き抜く、数少ない歴史の生き証人でもある。
太平洋を往復し10、000トンを越える船がこの大都市で手短に見られることで、大変人気を呼んだ。
一方では世界一の高さを誇る灯台として、マリンタワーも横浜名物として人気をはくした。
しかし、訪れる観光客の趣向の変化により観光客が激減し、遂に昨年末を持って、両者共閉鎖に追い込まれた。
その運営維持を当たっていた「氷川丸マリンタワー株式会社」の手から離れ行方がどうなるか心配したが、マリンタワーは横浜市へ、氷川丸は日本郵船の手にそれぞれ渡り、化粧直しの上、再び、復活するとの朗報に安堵した。
これらの馴染みの観光施設とも併せ、大桟橋始め、桜木町側の三菱造船跡地がみなと未来を思考した街づくりで大きく変わろうとしている。
大桟橋から眺める炯眼にレインボーブリッジや、マリンタワーより高い巨大な風力発電所の出現など大胆に変化する姿が手に取れるように見える。
造船跡地や周辺の再利用では赤煉瓦建物、歴史的な遺産のドックヤードをそっくり残し、ドックヤードガーデンなどで新たな観光の目玉となっている。
古き伝統を生かしながら、新しいものを模索し、未来に挑戦するエネルギーに、感心する。

◇大桟橋、海岸沿いの赤レンガ、など港歩き

大桟橋から停泊中のにっぽん丸、海岸沿いの対岸にお馴染みの赤レンガがとその背後にランドマークタワー他、みなと未来の大構想の中で誕生した高層建物群が立ち並ぶ姿が目に入る。
お手軽で楽しめる港横浜、港の見える丘公園の海岸側の駐車場に車を置き、其処からテクテクと海岸線を歩き古さと新しさを混ぜ合わせた街を歩く。
横浜と言えば代表的な名物の二つが昨年末を期限で一先ず幕引きを迎えた。その一つ氷川丸は停泊した姿はそのまま残すものの、金網で遮られ、再び船内に入ることは出来なくなってしまった。
風に煽られ波うつ雄姿と人が与える餌に寄りつき、人を恐れないカモメの泣きわめく姿はそのままであったが、寂しかった。
丘側のもう一つの名物マンリンタワーも大きな別れの挨拶分の白紙に閉鎖が告げられていた。
但し、コチラの方は改称後装いも新たに最登場するようである。
洋上レストラン、結婚式場、観覧場等々港横浜を訪れる人々の集客に役割を果たしたが、世の中の趣向の変化にかっての光を浴びた物も客足が落ち、淘汰されていったのであろう。
山下公園を通り、大桟橋へ向かう、写真の大型客船が停泊していた。
桟橋の建屋にみやげ屋が目白押しに並ぶ姿は変わらないが、その建物外側が何処までも緩い曲線で外装され、コンコースになっている。
港に突き出た桟橋からベイブリッジなど360°の眺望が楽しめる。
コースは板が張りつめてあったり、緩やかな凹凸のついた人口芝など人に優しい空間は散策を楽しめ、かったんも思い切り走りまくって、逞しく楽しんでいた。
桟橋から赤煉瓦側の岸壁に辿り着いた頃、この大きな客船がタグボートに引かれ、大きな汽笛を2、3度鳴らし桟橋をゆっくりと離れていった。
ものものしい見物客の中、何時の間にか登場した制服姿の音楽隊がマーチを鳴らし、派手な見送りのセレモニーに遭遇できた。
その船影を見送りつつ、赤煉瓦で買い物し、日の落ち掛けた港から足早に帰路についた。

僅かな一角ですがここでご案内しています。

みなと横浜ぶらり旅


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