◇散策コースが無惨にも開発の爪が
何時も歩く、自然豊かに土の匂いがする散策コースが無惨にも開発の鍬が入ってしまった。
市内を貫通する基幹道路である、甲州街道(R20)は激しい交通量に限界に来ており、バイパス路の敷設は渋滞緩和の決めてとなる。
こうしたニーズから日野バイパスの計画が具体化し、渋滞解消とも併せ、中央高速国立ICへの直接接続により、中央高速の乗り入れが楽になり、市内での交通路も大きく塗り変えられる。
確かにこれで足周りは便利になり、市内の基幹道路としてスムースな車の流れは大いに期待されよう。
しかし、こうした輝かしい成果ばかりに光をあてられるが、一方ではバイパスの完成の蔭に、殺到する車ラッシュから騒音、排気ガスなどでバイパス周辺の環境汚染は目に見えて明らかである。
川辺堀之内は市内でも自然に囲まれ、静かな環境の一つであるが一気に都市開発の波をもろに巻き込まれてしまうのである。鬱蒼とした自然の中、マムシ注意の看板など人寄せぬ環境、竹林、豊かな耕作地など完成する前にその姿を追ってみた。
日野バイパスの姿
◇バイパス開通
日野バイパスがご覧の通り開通した。
耕作地であった田園地帯の風景も押し寄せる都市化の波に姿が少しずつ変わって行く。
バイパス路として国道に格上げされた既存の道路も、歩道の植え込みが削り落され、車道の拡張がなされ、信号の分岐点では右折占用のレーンが設けられるなど、インフラが整備された。
豊富な自然の街なみの中の住宅地や耕作地は此処に来て大きく手が加えられ、都市化の波がたひたと押し寄せてくる様である。
開通式がこの坂の部分で行われたようであるが、当日は物珍しさもあってか、大量の見物車両の誘引や国立に結ぶ一部の道路規制もあってたちまち大渋滞を起こし、長蛇の車列に、果たして混雑解消に役立つバイパスなのかと思った。
しかし、翌日は上下線共、ご覧の通り、綺麗に流れ、新しい道での快適な走行を果たしているようである。
今回のバイパス路の一番の目玉は此処、神明の坂の部分で緩いカーブと緩斜面に当たり、上り車線からは交叉する川崎街道が手に取る様な位置となり、周辺の風景を含め俯瞰する形で気分良くドライビングする事が出来る。
◇日野バイパスオープニングセレモニー
警視庁の騎馬隊まで動員しての「日野バイパス」開通間近のオープニングセレモニーが行われた。
日野バイパスの堀之内の急斜面から降りて、川崎街道との接続点にある中央分離帯は広い幅を持ち、廻りはコンクリートで鋪装されているが、此処だけは土になっており、臨時の専用馬場になってしまった。
白始め褐色の複数の馬が、窮屈な専用車両から開放され、馬場に出たが、主におとなしく従順に従う所は流石訓練された馬であると共に、馬体が引き締まり、躍動的な姿は芸術品を見る様で選りすぐれたエリートなのか何処の馬も美しい。
道路の完成と言っても子供達に余り縁のないものだけに、腐心の末にお馬さんが、人寄せパンダ役を引き受け、子供達を載せた感動体験を行っていた。
◇バイパス完成で、混雑緩和
バイパスの完成で、国立市、立川市、日野市、八王子市の4市をまたがる市街地の混雑緩和と沿道の環境維持を担う役割で車の流れはダイナミックに変わろうとしている。
「国道20号線、日野橋付近を先頭に何十キロの渋帰」などとTV,ラジオなどメデアで報じられる交通情報も毎度お馴染みと思われるほど、往復2車線では既に麻痺している。
このバイパスの完成により、従来の国道は都道となり、新たなバイパスは国道に位置づけられ車の流れは当然バイパス側にシフトしてくる。
車の流れはスムースになるものの、混雑緩和に喜ぶ周辺地域がある一方では、新たな道路開発で周辺環境が車世界に巻き込まれ地域など、バイパスの及ぼす影響は広範囲にわたってくる。
今日も買い物に車で何時ものコースにバイパスに直結する道路は歩道の植え込みは落され、車道はその分拡げられた。
その道に直結する道も、占用レーンが何時の間にか敷かれ、何時もの走行と異なることに気がついた。
日野バイパス完成の姿で整理し、アップしてみた。
◇周辺の環境も大きく変わる
このバイパスに沿って、走る住宅地の両側1.5車線の生活道路はこのバイパスの完成までの抜け道として慢性的な渋滞を起こし、目一杯寄せる車両に歩行も大変危険な道路になってしまった。
しかし、バイパスの完成により、車列の進入は嘘のように少なくなくなり、元の住宅地との静寂な世界に立ち戻ったようで、歩行者でも安心して歩けるようになった。
とんだ車ラッシュに巻き込まれた道沿いに住む人達が、やっと取り戻せた環境に一番安堵されたのではなかろうか
只、この道づくりもこれで終わった訳ではない、坂を降りた中央分離帯部分が写真で見えるように広い空間を残している。
ここの分離帯でトンネルで分岐され、未だ未完成の浅川北岸の往復2車線路と接続される。
生活空間として利用している以上どうしても、この道に出ざるを得ないが、車列の増加と共に明らかに車のスピードが早くなった。
気ぜわしく追われるようであるが、今まで以上に安全走行の為の気配りが必要になってきた。
何時も歩く、自然豊かに土の匂いがする散策コースが無惨にも開発の鍬が入ってしまった。
市内を貫通する基幹道路である、甲州街道(R20)は激しい交通量に限界に来ており、バイパス路の敷設は渋滞緩和の決めてとなる。
こうしたニーズから日野バイパスの計画が具体化し、渋滞解消とも併せ、中央高速国立ICへの直接接続により、中央高速の乗り入れが楽になり、市内での交通路も大きく塗り変えられる。
確かにこれで足周りは便利になり、市内の基幹道路としてスムースな車の流れは大いに期待されよう。
しかし、こうした輝かしい成果ばかりに光をあてられるが、一方ではバイパスの完成の蔭に、殺到する車ラッシュから騒音、排気ガスなどでバイパス周辺の環境汚染は目に見えて明らかである。
川辺堀之内は市内でも自然に囲まれ、静かな環境の一つであるが一気に都市開発の波をもろに巻き込まれてしまうのである。鬱蒼とした自然の中、マムシ注意の看板など人寄せぬ環境、竹林、豊かな耕作地など完成する前にその姿を追ってみた。
日野バイパスの姿
◇バイパス開通
日野バイパスがご覧の通り開通した。
耕作地であった田園地帯の風景も押し寄せる都市化の波に姿が少しずつ変わって行く。
バイパス路として国道に格上げされた既存の道路も、歩道の植え込みが削り落され、車道の拡張がなされ、信号の分岐点では右折占用のレーンが設けられるなど、インフラが整備された。
豊富な自然の街なみの中の住宅地や耕作地は此処に来て大きく手が加えられ、都市化の波がたひたと押し寄せてくる様である。
開通式がこの坂の部分で行われたようであるが、当日は物珍しさもあってか、大量の見物車両の誘引や国立に結ぶ一部の道路規制もあってたちまち大渋滞を起こし、長蛇の車列に、果たして混雑解消に役立つバイパスなのかと思った。
しかし、翌日は上下線共、ご覧の通り、綺麗に流れ、新しい道での快適な走行を果たしているようである。
今回のバイパス路の一番の目玉は此処、神明の坂の部分で緩いカーブと緩斜面に当たり、上り車線からは交叉する川崎街道が手に取る様な位置となり、周辺の風景を含め俯瞰する形で気分良くドライビングする事が出来る。
◇日野バイパスオープニングセレモニー
警視庁の騎馬隊まで動員しての「日野バイパス」開通間近のオープニングセレモニーが行われた。
日野バイパスの堀之内の急斜面から降りて、川崎街道との接続点にある中央分離帯は広い幅を持ち、廻りはコンクリートで鋪装されているが、此処だけは土になっており、臨時の専用馬場になってしまった。
白始め褐色の複数の馬が、窮屈な専用車両から開放され、馬場に出たが、主におとなしく従順に従う所は流石訓練された馬であると共に、馬体が引き締まり、躍動的な姿は芸術品を見る様で選りすぐれたエリートなのか何処の馬も美しい。
道路の完成と言っても子供達に余り縁のないものだけに、腐心の末にお馬さんが、人寄せパンダ役を引き受け、子供達を載せた感動体験を行っていた。
◇バイパス完成で、混雑緩和
バイパスの完成で、国立市、立川市、日野市、八王子市の4市をまたがる市街地の混雑緩和と沿道の環境維持を担う役割で車の流れはダイナミックに変わろうとしている。
「国道20号線、日野橋付近を先頭に何十キロの渋帰」などとTV,ラジオなどメデアで報じられる交通情報も毎度お馴染みと思われるほど、往復2車線では既に麻痺している。
このバイパスの完成により、従来の国道は都道となり、新たなバイパスは国道に位置づけられ車の流れは当然バイパス側にシフトしてくる。
車の流れはスムースになるものの、混雑緩和に喜ぶ周辺地域がある一方では、新たな道路開発で周辺環境が車世界に巻き込まれ地域など、バイパスの及ぼす影響は広範囲にわたってくる。
今日も買い物に車で何時ものコースにバイパスに直結する道路は歩道の植え込みは落され、車道はその分拡げられた。
その道に直結する道も、占用レーンが何時の間にか敷かれ、何時もの走行と異なることに気がついた。
日野バイパス完成の姿で整理し、アップしてみた。
◇周辺の環境も大きく変わる
このバイパスに沿って、走る住宅地の両側1.5車線の生活道路はこのバイパスの完成までの抜け道として慢性的な渋滞を起こし、目一杯寄せる車両に歩行も大変危険な道路になってしまった。
しかし、バイパスの完成により、車列の進入は嘘のように少なくなくなり、元の住宅地との静寂な世界に立ち戻ったようで、歩行者でも安心して歩けるようになった。
とんだ車ラッシュに巻き込まれた道沿いに住む人達が、やっと取り戻せた環境に一番安堵されたのではなかろうか
只、この道づくりもこれで終わった訳ではない、坂を降りた中央分離帯部分が写真で見えるように広い空間を残している。
ここの分離帯でトンネルで分岐され、未だ未完成の浅川北岸の往復2車線路と接続される。
生活空間として利用している以上どうしても、この道に出ざるを得ないが、車列の増加と共に明らかに車のスピードが早くなった。
気ぜわしく追われるようであるが、今まで以上に安全走行の為の気配りが必要になってきた。