春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

場所を変えて富士山臨む

2007-11-12 11:50:00 | 多摩の四季
◇多摩丘陵から浅川越え富士山
周辺は紅葉時期を迎えるのに週末は生憎の天候で散々であった。その荒れた天気を象徴するように、激しい降雨と地響きする様な雷が夜、駆け抜けた。
今朝は一転して快晴、抜ける様な青空は気持ちよかった。
近くの多摩丘陵を登って降りて来ると樹木で隠れていた富士山がばっちり見えてきた。
高い所より、下界の浅川河原の方が視界が開け、富士山始め、周辺の山々が同時に見え、目の前でパノラマが開ける。

雨で塵が消え、これまでぼんやりしていた山々がこれから冬を迎えると共に、くっきりと見えてくる。
富士山もすっかり冠雪してしまい、その姿が眩しく目に映る。
丁度、視界を遮り、邪魔をしているのが大室山であるが、その高さは1588mもあった。
その左に連なるのが丹沢連山である。
何れも神奈川県の丹沢大山国定公園の雄峰が、富士山の前で立ちはだかったいる。
銀嶺に光る富士山共あわせ、紅葉が着実に冬の訪れを告げているようである。
暑い季節より、寒い方が良く、どちらかと言えば寒冷地仕様の作りで、少々の寒さも皮下脂肪で、何とかなるが、今朝は流石に
「おお~寒う {{{{(+_+)}}}}寒ううぅ~」で、空気がひんやりしていた。

◇東光寺の高台から見る富士山
不況の世相を反映してか余計に寒さが身にしみいる。
今日も凍てつくような寒さの朝を迎えるが、修行僧のように薄くらい内に外界に出る。
今朝もマイナス3~4℃と外気が全身を包み、冷蔵庫に飛び込むような世界である。
北側に位置し、直ぐ近くのの多摩平の山を抜け団地に行くが、その山も霜柱が立ち、土が浮き上がりフカフカでまるで新雪の上を歩くようである。
その成長した霜柱の姿に寒さも余計に加わり、身を縮めながら急ぎ足で東光寺の高台にむかう。
日野の開けた場所から富士山を見ると何時も大室山が前方を遮るが、北側に位置する東光寺の高台から見る富士山は大室山を避けて裾野まで見える。

一方では八王子の工業団地にエレベータの試験塔の無粋な姿が富士山の脇に立ちいずれにしても、画材の枠内で邪魔をしている。
今頃の時期は視界の中にガスも消え、日の出の間もない朝日を浴び、真っ白な富士の姿を間近に見ることができる。朝も早く殆ど人気のない世界に、時折駆けつける朝散姿の人がこの高台で、富士の姿を前に手を合わせる人も時には見かけられる。
そのすがすがしい姿に、神に通じる、信仰心なのであろうか・・・。
一年を通じて今が一番綺麗に輝く富士山であった。


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