1月21日の豪雪、積雪量が都心で23㎝と言うことから、この辺の
多摩地域は30㎝を遥かに越えているであろう。
「振るぞ、振るぞ」と前触れは凄かったが、当日の朝は曇りで
雪の影が全く見えず、またまた、予報士「M田さん」のデマ情報
に翻弄されたかと思っていた。
それが、午前中ぽつぽつ雪の姿が舞い初めて間もなく、風も
あって一気に横なぐりの激しい降雪に見舞われた。
午後になって、外気温度は氷点下、激しい降雪は降りやまず、
こたつに丸くなり、ひたすら外の様子を眺めるだけであった。
庭木がたちまち雪を被り、豪雪地帯の雪景色をみるようで
あったがどか雪は降りやまなかった。
夕方、玄関から表の郵便受けに行くまで、すでに膝を没する
積雪と降りやまぬ降雪の前に、ポストに辿り着き、戻って
くるまで真っ白の雪だるまになってしまった。
夜の10時過ぎになって、「ザクザク」と言う音に、近くの
家から、ともかく歩行路の確保に雪かきが始まっていた。
体が敏感に反応し、真っ白の不毛地帯にともかく、最低の
走路確保と武士の嗜み、腰に帯刀に非ず、代わりにスコップ
で外に踊り出た。立ちはだかる雪の前に、表の門扉に辿り
着いたが降雪に埋まり、既に凍結しており、中々開かなかった。
「う~んこれで門を閉ざされ、雪の前に遭難?」なんてことは
ないが表に出ることも容易ではなかった。
真っ暗闇のなか街頭の明かりに照らされ、何とか外部との
足回りに確保に専念するが、スコップ裁きに寄る歳かなわず、
腰が悲鳴をあげ、激痛との戦いであった。
一応、目鼻がつき、我が家に帰ったのが既に23時を廻って
いた。
フル回転の気力のブルドーザーも、体はあったかいが、
手足が寒さにしびれ痛い。
ともかく冷えきった体を温っためようと、風呂に飛び込み、
漸く血流が体の中を駆けめぐり、人間の世界に戻った。
温もりの湯船中、突然襲った降雪との戦いに一区切りを
付けた達成感に沈静の世界に浸り、中々離れがたかった。
翌日、白日の元改めて豹変した豪雪地帯の世界に驚く。
庭木が雪を被り、こんもりした風情が、普段見かけられ
ない姿に目を引かれる。
隣接のJRの軌道側は雪に埋まり、僅かな轍が車の通った痕跡を
残しているが、一面覆われた道路に雪の深さを思い知らされる。
止められた軽トラの屋根は堆く詰まれ、降雪の激しさを物語る。
目の前の途方もない雪隗の前に、臆せずスコップを入れるご主人。
腰を折り曲げ前屈の姿勢は一気に腰痛に、無情な雪の前に、雪
との戦いである。
建物と建物の間に塞がれた路地は建物に遮られ、日が当たるの
は極僅かである。
雪の絨毯で塞がれた部分も人が歩ける路が生まれ、何とか
貫通した。
残された雪は氷結し、その上を時折車が通り、踏み固められ
、益々強固なアイスバーンが生まれる。
降雪以降も列島は冷蔵庫の世界、頑な『お雪様』はあざ笑う
ように氷塊になって何時までも道路上にしがみつく。
「忘れてくれるよな~、俺たちの雪の世界」
夜中、僅かな車が路地を通るとあざ笑うように「ザクザクザク」
と激しい音を立て響き渡り、通り抜ける。
多摩地域は30㎝を遥かに越えているであろう。
「振るぞ、振るぞ」と前触れは凄かったが、当日の朝は曇りで
雪の影が全く見えず、またまた、予報士「M田さん」のデマ情報
に翻弄されたかと思っていた。
それが、午前中ぽつぽつ雪の姿が舞い初めて間もなく、風も
あって一気に横なぐりの激しい降雪に見舞われた。
午後になって、外気温度は氷点下、激しい降雪は降りやまず、
こたつに丸くなり、ひたすら外の様子を眺めるだけであった。
庭木がたちまち雪を被り、豪雪地帯の雪景色をみるようで
あったがどか雪は降りやまなかった。
夕方、玄関から表の郵便受けに行くまで、すでに膝を没する
積雪と降りやまぬ降雪の前に、ポストに辿り着き、戻って
くるまで真っ白の雪だるまになってしまった。
夜の10時過ぎになって、「ザクザク」と言う音に、近くの
家から、ともかく歩行路の確保に雪かきが始まっていた。
体が敏感に反応し、真っ白の不毛地帯にともかく、最低の
走路確保と武士の嗜み、腰に帯刀に非ず、代わりにスコップ
で外に踊り出た。立ちはだかる雪の前に、表の門扉に辿り
着いたが降雪に埋まり、既に凍結しており、中々開かなかった。
「う~んこれで門を閉ざされ、雪の前に遭難?」なんてことは
ないが表に出ることも容易ではなかった。
真っ暗闇のなか街頭の明かりに照らされ、何とか外部との
足回りに確保に専念するが、スコップ裁きに寄る歳かなわず、
腰が悲鳴をあげ、激痛との戦いであった。
一応、目鼻がつき、我が家に帰ったのが既に23時を廻って
いた。
フル回転の気力のブルドーザーも、体はあったかいが、
手足が寒さにしびれ痛い。
ともかく冷えきった体を温っためようと、風呂に飛び込み、
漸く血流が体の中を駆けめぐり、人間の世界に戻った。
温もりの湯船中、突然襲った降雪との戦いに一区切りを
付けた達成感に沈静の世界に浸り、中々離れがたかった。
翌日、白日の元改めて豹変した豪雪地帯の世界に驚く。
庭木が雪を被り、こんもりした風情が、普段見かけられ
ない姿に目を引かれる。
隣接のJRの軌道側は雪に埋まり、僅かな轍が車の通った痕跡を
残しているが、一面覆われた道路に雪の深さを思い知らされる。
止められた軽トラの屋根は堆く詰まれ、降雪の激しさを物語る。
目の前の途方もない雪隗の前に、臆せずスコップを入れるご主人。
腰を折り曲げ前屈の姿勢は一気に腰痛に、無情な雪の前に、雪
との戦いである。
建物と建物の間に塞がれた路地は建物に遮られ、日が当たるの
は極僅かである。
雪の絨毯で塞がれた部分も人が歩ける路が生まれ、何とか
貫通した。
残された雪は氷結し、その上を時折車が通り、踏み固められ
、益々強固なアイスバーンが生まれる。
降雪以降も列島は冷蔵庫の世界、頑な『お雪様』はあざ笑う
ように氷塊になって何時までも道路上にしがみつく。
「忘れてくれるよな~、俺たちの雪の世界」
夜中、僅かな車が路地を通るとあざ笑うように「ザクザクザク」
と激しい音を立て響き渡り、通り抜ける。
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