このところの温かさに吊られて、一斉に花が咲き出した。今の時期、何としても桜が話題になるが、それ以外の花も一気にはじける。珍種とも思える「かたくり」が市内の東光寺の崖に群生している。
「かたくり」は適度に湿りけと光があり、水はけがよい土地が好まれる。春先に芽を出し花を咲かせて夏から秋、冬は地上から姿を消してしまう。
こうした適地が見当たらないため、中々その群生を見いだす事が難しい。
反り返った花びらが、可憐で中々美しい。地中深く球根があり、この球根からデンプン(片栗粉)をとったのでかたくりの名が残った。
この近くでは神奈川、津久井郡城山町に大規模な「かたくりの里」があり、バスなどで多数の客が当地へ訪れ、大変な賑わいも見せる、人気の高い花である。
此処東光寺もかなり、広い範囲で咲いており、朝の散歩の一時、訪れる人もなく、かたくりのじゅうたんを一人独占してしまった。今が一番の見頃である。
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