当地方の冬の風物詩。
すっかりと冬の姿に装う富士山が奥多摩山々の頭を越えて姿を表す。
たなびく雲が山頂に視界を遮る事もあるが、その雲間が切れると白銀の覆われた雄姿に感動する。
朝の散策コースに浅川の土手筋を高幡橋辺りから、上流側の一番橋に向かうと正面にくっきりとその姿を表す。
手前側の無粋な送電線と大室山がなければもっとすそ野の稜線がすっきりと見えるだろうと思うが、まあ叶わぬ夢物語である。
まあ、肉眼で見る生の姿は写真以上にダイナミックに雄姿は大きく迫り輝いている。
地球全体が温暖化の波が押し寄せ、各地から深刻な状況を報じられているが、この富士山の姿が四季の移り変わりをはっきり物語っている。
取り分け今年の冬は暖冬と言われ、暮れの時期に見た富士山は何時まで経っても斑模様の富士の姿であったが、此処に来てようやく真っ白な姿に変貌した。
当地方も住宅開発が進められ、土地の有効利用か、せいたかノッポの高層住宅が建つと競い合う様に高層住宅が立ち初め、ドンドン街の景顔が崩れていく。
市内でも唯一自然と遠くの眺望を臨める、浅川周辺に、自然保護と炯眼維持の努力は是非実施して欲しいと思う。
遠目に眺める素晴らしい炯眼、この時期は一番視界良好であるが、今朝はマイナス2°の世界に、川風は骨身に厳しく、歩く姿も流石に少なくなった。
この寒さはどう予測すべきか、ここんところの寒さは一段と厳しくなってきた。
寒波の到来と共に、地表のもやが消えるのか、視界が良くなり富士山もご覧の様にくっきりと手に届くように見える日もある。
こちらでは視界を遮る物がない浅川の護岸や、高台に出れば地表からこんな姿がお目にかかれる。その富士の姿も歩く位置によって、また別の表情になる。
写真のように富士すそ野を大部分遮っている山は大室山である。その大室山は1588mもあり、写真の左手の丹沢の山々に隣接する位置にある。
こんな山々を眺めながら、朝のストレッチをやっているとしばし、俗世界から離れ、雲上の仙人の気分にでもなったつもりでリフレッシュ出来る。
この浅川から離れ、西側の中央高速を潜りの南側に出ると広々とした台地に出る。大半が畑であるが、徐々に開発が進み、宅地が立ち始めた。
こちらまで来ると余り、人も居なくなるが、先程富士の行く手を遮った大室山が左手に移り、富士の稜線が開けて来る。この台地で富士の方を見ながら、手を合わせ、拝んでいたが、朝早いとはいえ、とても神秘的な非日常的な世界であった。
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