春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

地上15mの挑戦

2006-11-15 11:36:32 | アマチュア無線

地上15m,4階建ての屋根に相当する高所でたかが40ミリ程のマスト1本に、命綱を頼りに、空中遊泳する。
タワーの途中の踊り場でも12mの所で張りつく強力な助っ人は、屋根上に居る助っ人と合わせ、当日、無理お願いしてローカルの友人である。
風が無くても、呼吸しただけでマストが揺れる様な感じがする。
僅かな金具に足をかけ、マストに命綱を巻き付ければ、体は預けられ、フリーハンドになれるが、チョット揺れるとマストにしがみ付いてしまう。
突如起きた、素人の危ない高所作業に、遥か地上からハラハラしながら見上げる住民の姿が高所から見える。
見上げただけでも、足すくみ、怖い高所に、勇気を出して取りついた。
8月に上級アマ試験を受け、資格取得。この11月にようやく、上級ライセンスで認められた新たなバンドの割当を管轄の総務省関東通信局から許可を貰った。
上からお許しを頂いた、頂き物は唯一上級資格が許されるバンドであり、一種のステータスでもあった。
早速、具体化する為に設備の見直しとして、このような難儀な空中線の闘いがある。
所詮趣味とはいえ資格取得の為の知力、技術経験、そして空中線に取りつく体力と高所へも挑む勇気が課せられる。
たかが、無線を使った、電話ゴッコ。インターネットを基盤としたデジタル情報化時代に労を要せず、全世界に繋がるのに、何故そこまでして走るのであろうか、奇異に感じるかもしれない。
こうしたアンテナ設備の手作りの楽しみと太陽黒点活動など、地球規模の空の変化に身を置き電波を通じて実体験出来る奥の深さと思われる。
もとより無事にアンテナ取り替えは終わったが、暫くは足腕の筋肉が痛い。

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