逢いたい気持ちが ままならぬ
北国の街は つめたく遠い
粉雪舞い散る 小樽の駅に
ああ一人残して 来たけれど
忘れはしない 愛する人よ♪♪・・・♪
聞き覚えのある、歌詞のイメージから
雪降る冷たく最果ての僻地での
逢いたくても逢えなかった切ない気持ちを
この小樽の駅でのロマンを唄ったのであろうか
ホームは2階で改札からその姿は全く見えず
その情景は窺い知れなかった。
「うわ~みごと」改札を見上げると見事な飾り物が賑やかに、目を奪われる。
大きな駅舎の改札口は見上げれば高い吹き抜け
ガラス張りの壁に鉄道の大事な信号を告げる
カンテラが釣り下がり、鮮やかな絵姿がホールを飾っている。
「むかい鐘」
上り列車は2打。下り列車は3打
「10数分後に列車が到着するよ~」
と到着予告を告げる鐘の音は今でも、打ち鳴らせば「かーん」と言う
澄んだ金属音が人、車で賑わいを見せる喧騒の中、響きわたる。
旅客は一杯の荷物を担いでホームへ急ぎ
出迎え人や行商人はその鐘に
吐き出される降車客との出会いを待ち受ける。
旅の始まりはこの鐘の音から始まった。
明治の時代から、大正そして昭和40年(1965)まで、時の過ぎ行くまま、列車の到来を人々に
告げていたのである。
かっては「北のウオール街」と船の輸送での小樽港が隆盛を究めたその、運河、歴史を語る建物に観光客が此処小樽を訪れ賑わいを見せている。
その駅舎も大事な役割を果たしている。
小樽での旅の出会いで、小樽駅を書いてみた。
道央の旅「小樽編」
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