信州上山田温泉へ出かける。
前日、ガソリンスタンドで念のため、エアーチエックしたが、前輪の右側が1.3㎏と極端に低下していることが判った。これは大変と釘ふみかチエックして貰ったが、異常無く、どうやら空気封入口のチューブらしく、交換してもらった。このまま走れば最悪、バーストの恐れも、タイヤを外し、バランスを取り、交換に時間がかかったが、何とか救われた。
翌日、日の出ICから圏央道、関越、上信越で高速道で走行する。タイヤを修理したとはいえ、若干の不安も、ハンドルに伝わる感触、車の振動など、目一杯五感のセンサーを働かしながら走行車線を85~90㎞で安全走行する。隣の追越車線はどんどん追い抜かれるが、高速の慣れ供併せ、ともかく、安全、安全でトロトロ走り、横川ICで降り、一般道で碓氷峠鉄道文化村へ漸くたどり着いた。久しぶりの高速道の走行・ワッパの異常不安も抱えながら、緊張しまくりながらの走行で、老いもあって、無理も効かず疲れも伴った。
文化村に車を置き、かって走っていた信越線の日本一の急勾配の碓氷峠越えの線路を幾つものトンネルを潜り歩いた。こんな秘境の世界を良く作ったなどと思いつつ、喘ぎながら、走ったアブト式も今は新幹線にバトンを渡し、廃線になっている。
文化村からめがね橋まで片道4.8㎞を往復し、たっぷり歩き腹も減り、釜飯を完食した。
再び、ハンドルを握り、いきなり国道18号のワイデイング道路に戸惑いながら、碓氷峠越え軽井沢を通過する。前々日の雪が大量に残り、1日違えば、恐らくチエーンが必要であるが、天は味方してくれた。そのまま上田城を通るも、平坦な道にのんびりトロトロ、多少の緊張も解け、満たされた胃袋に、猛烈な睡魔に襲われながら、上山田温泉へ何とか到着する。
翌日、再び上田城へ、真田幸村の六文銭の気をたっぷり貰い、別所温泉経由、上信越の上田菅平ICで帰路に着く。どうやらワッパの心配も無くなり、スピードも慣れ、幸村の気が効きだし、ムクムクと高速走行に意欲が湧き出す。トロトロ走った行きと違い、次々と追越し、追越車線で105~125㎞で、走行車線に戻るのもかったるくなる。いやあこうした甘え、油断が事故のもとであるが、車間距離、前・後ろを確認しながら流れに沿って、快適に走る。
でも、時には走行車線と追越車線を行ったり戻ったり、全く後方を確認せずに走る不届き暴走車両もあり、こんなのに気を取られ、貰い事故に巻き込まれ恐れはあるので、見送るのに限る。そうこうしている内に老人暴走族はこうして、何とか無事に我が家に到着する。高速走行、余り、進められないが、刺激的な旅は終わった。緊張の連続にのどが渇き、ビールが最高に美味かった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます