写真で見える真っ赤な「上」の文字が角上魚類である。
その左のバイパスが車で埋まっている。
日野バイパスで大渋滞を起こしている。
何かと思ったら、バイパス沿いに生まれた魚専門の大型店舗、
角上魚類に買い物客が殺到している。
年末から年始に新鮮な魚を食べたいとの想いが、この時期に
重なる。
アベノミックスと巷で騒ぐが、一向に景気が良くならず、
円安からじわじわ物価が上がり、景気回復を空言のようである。
そんな不景気風は何処へやら、せめても、この年末、年始には
背一杯、美味い物を食べてみたいと言う、ささやかな贅沢なの
であろうか。
それにしても凄い車列に、ガードマンが大量に動員され、
「列の最終」のプラカードで一生懸命、誘導しており、列の
後尾は税務署の所まで繋がっている。
元より、店舗の駐車場があるが、それでも裁き切れず、何時も
元旦の高幡不動の安全祈願で使う、駐車場まで臨時に使い、
大量に殺到する車列を裁いている。
しかし、一向に進まぬ車の行列に痺れを切らし、店舗の出入り
口付近に不法駐車も生まれ、お店とは関係ない一般車まで、
巻き込み、喧騒の状態になっている。
新潟の寺泊から、直送で鮮度を大きな売りに、色々な漁獲類
が賑わしている。
真っ赤な毛蟹が一杯、3500円。貧乏人にはちと、届かぬものも、
この日ばかりは贅沢三昧で、勢いで買ってしまうのであろうか
羨ましい限りである。
すけとう鱈、始め多種の魚が陳列品に賑わす。
雑踏の熱気で盛り上がる店内から、それぞれ、ポリの袋を下げ、
車に帰る。透明袋から、握りの姿が透けて見える、皆、それぞれ
嬉々とした顔で、賑わす食膳に想いを浮かばしているようである。
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