575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

挙句  霞の中の女系一族  遅足

2005年11月12日 | Weblog
連句「美濃の風」もついに挙句に。
挙句の果てという言葉は、ここから来たとか。

天皇家にはひとつの転機が訪れているようです。
後継者のことで、有識者が諮問に答えたり、
ある皇族が私見を発表したり。
天皇は日本国の象徴とすれば、国民の問題でもありそうです。

    


  連句「美濃の風」

稲孫田の悠々として美濃の風    長
百一百二もう眠いです         久
水底に夢の国あり後の月       遅
サービスとなる宇宙遊泳        長
神の舟サンタの橇もひと跳びに   久
氷柱の中の小さき溜息        遅

虹色に光りしものの危うきに     長
ひと十色の世聖(ひじり)はいずこ   久
一杯のお酒があればすべてよし   遅
したごころからまごころとなり     長
早鐘の鼓動抑えて行き過ぎぬ     久
昨日までとは違う空あり        遅
夏の夜の月の静けさ降りて来て    長
人に頼りし虱なつかし         長
アマゾンの水干上がっている地球  遅
げに怖ろしき増税の声         久
静々と靖国の花散りにけり      久
霞のなかの女系一族          遅

長良さん、久々さん、読んで下さった皆さん。
ありがとうございます。
コメント (1)
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