575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

残照に木肌あたたむ冬の山    愚足

2005年11月17日 | Weblog
中京大の俳句講座での句です。
先生から中七についてコメントがありました。

光があたると温まるという知識をもとにした表現では?
光が木にあたっている感じを言葉にしたら
もっと個性的な印象の強い句になるのでは?

写生が大切ということでしょうか?と質問。

答えは、知識でみるのではなく、という意味で、写生は大切。
知識として知っていることを書くと、体験が共有できません。
具体的に、見たように感じられる言葉を
探し当てることですとのこと。


私は中七は悪くないと思っていました。
俳句ってなかなか難しいですね。     遅足

   愚足さん









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翻訳の翻訳             愚足

2005年11月17日 | Weblog
 嵯峨の君を歌に仮せなの朝のすさびすねし鏡のわが夏姿    与謝野 晶子

 二人きりの嵯峨のつもりが君は歌会すねた私を鏡に映す     俵 万智

 きみ嵯峨野鏡に映す洗い髪                      愚足
 

 海棠にえうなくときし紅すてて夕雨みやる瞳よたゆき 
    
 口紅もやめてしまおう海棠に降る夕雨を鬱々と見る

 紅すてて雨海棠に鬱々と

                         
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