575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

未来より滝を吹き割る風来る  夏石番矢

2006年10月03日 | Weblog
難解な句を詠む俳人の一人、夏石番矢さんが
自分の句を解説した本を読みました。


  未来の輝かしいエネルギーを十分に蓄えた風が
  はるか異次元の「未来」より
  不可逆性を特徴とする
  時間の壁を超えて吹いてくる。
  大量の清らかな水を
  ながながと落下させている滝は、
  その力強い風を正面から受けて
  真っ二つに割れ、
  細かい水しぶきとなって
  飛び散っていく。

  ここで主人公となるのは、
  人智を超越した時空を示す「未来」
  というキーワードです。

   世界俳句入門より (夏石番矢)


うーん!そう言われれば、そうかな。
でも、ちょっと未来から吹いて来る風って?  遅足





コメント (7)
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