今年の中秋の名月は天気予報よろしからず。あきらめていたのに、夜半近くから急に雲が去り、見事な満月を見ることができました。
そこで、ふと思ったのが、季語の「無月」
広辞苑によれば、
とくに8月15日夜の月が見えないこと
季語では
雲が出て名月がみえないこと、そして雨月も含むとあります。
「無」という概念の定義は難しい。古今東西、宗教に哲学に文学に、と追求しつくされ、まだ決定打を知りません。
そんな中で、無いものをあるとみて詠む俳句はすごい。
当方としては、無為、無策、無謀・・・そして「ナイモノねだり」が大好きです。
大琵琶に水満ちみちて無月かな 多歌司
うずくまる猫の宵寝も無月かな たかし
誰か行く無月の芝のややあをし 樟蹊子
いくたびか無月の庭に出でにけり 風生
そこで、ふと思ったのが、季語の「無月」
広辞苑によれば、
とくに8月15日夜の月が見えないこと
季語では
雲が出て名月がみえないこと、そして雨月も含むとあります。
「無」という概念の定義は難しい。古今東西、宗教に哲学に文学に、と追求しつくされ、まだ決定打を知りません。
そんな中で、無いものをあるとみて詠む俳句はすごい。
当方としては、無為、無策、無謀・・・そして「ナイモノねだり」が大好きです。
大琵琶に水満ちみちて無月かな 多歌司
うずくまる猫の宵寝も無月かな たかし
誰か行く無月の芝のややあをし 樟蹊子
いくたびか無月の庭に出でにけり 風生