岸本尚毅の「俳句の一問一答」を呼んでいたら
スランプ克服法が載っていました。
題詠と吟行がよいとのことです。
このうち題詠についての部分を紹介します。
選ぶ季語は、なるべく生活体験があって、自分の体験を手がかりに
連想がひろがるもの。
季語を決めたら、その季語にまつわる様々な場面を想像します。
思いついた句は、すぐに書きとめ、次の句を考えます。
その季語と出会うには、どんな日、どんな時刻だろうか、
どんな天気、どんな場所だろうか。
そこに誰がいて、どんな会話をするのだろう、想像を膨らませます。
嘘も方便です。多くに句をつくっていくうちに、凝り固まった考えが
解きほぐされていきます。
題詠の場合、時間の制約なしに考えますと、発想が固定されがちになります。
これから一時間で5句作ると締め切りを決めて、自分を追い詰めた状態におくと、
否応無く自分の殻を破るような発想が出てくることがあります。
自分の好きな季語、得意な季語を使ってたくさん作ることだそうです。
また、あわせて名句を鑑賞するのも良いそうです。