先回に句会の「柿」、さまざまな柿が詠まれていますね。
なんといっても柿は故郷に直結しているようです。
ふるさとの柿いっぱいの宅配便
故郷の義母を詠んだ句など、ふるさとに父母が健在。
まだ故郷が近い世代です。
柿もいだ従兄もいつか古希となり
ふるさとの柿の思い出。懐かしくも甘酸っぱい初恋の味?
照る柿の絵を古里と定めけり
さまざまな事情から都会へ出てきた父の世代。
その父の背中を思い詠っているような句です。
熟柿一つテーブルにあり値踏みする
柿を自分に引き寄せて観照する句。
どの柿にも作者が映し出されていますが、
年代、性別によって違うところが良いですね。
句会の醍醐味です。
みなさん、ありがとうございます。