575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ノミのウタ

2006年10月06日 | Weblog
朝、目を覚ましたら太ももの内側が痒い。
ポチョッと小さい噛み跡。

 ひと夜さを共棲みしてか噛み跡を残せし小虫 名を告(の)らすべし

憎っくき奴め、蚤に違いない。

ノミには俳人さまも、ずいぶん手こずったらしい。歳時記には多くの例句が見えます。

  痩せ蚤の這ひ出る肩や旅枕  丈草

  わが臍を襲いし蚤を誅しけり 草城

  見事なる蚤の跳躍わが家のあり 三鬼

迷惑には違いないがどことなく、親近感のあるノミ。同じく血を分けた奴なのに、ダニの句は見当たらない。
ネットで、拡大写真を見て、納得。

                    鳥野



  

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする