575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

筍               愚足

2007年05月13日 | Weblog
 筍の季節です。 筍が大好きで、この季節以外の時もやむをえず、加工品の筍を食べています。
 採りたての筍を軽く煮付けた物は最高ですし、筍ご飯も待ちきれません。
 筍を食べるのは日本人と中国人だそうですし、今スーパーに並ぶゆで筍は殆どが中国産とか、またメンマはタイマ竹の乾燥品だとか。               とは言え、この時季、京都産、旬の朝掘り筍を口にしたいもの。

 掘喰らふ我たかうなの細きかな      蕪村
 雨を聴く竹の子の皮剥きながら      安住 敦
 竹の子の小さければ吾子かがみこむ    大串 章
 筍の荷がゆく朝の札所前         飯田龍太
 
コメント (2)
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5月句会近づく   遅足

2007年05月13日 | Weblog
16日が5月の句会です。
今月の題詠は「五月雨」。
陰暦5月に降る長雨、つまり梅雨のことです。
梅雨は中国から輸入した言葉。
「さ」は皐月の「さ」。「みだれ」は水垂れ。
「さみだれ」
「さみだるる」
やまと言葉だと語感がやわらかくなります。

 さみだれのあまだればかり浮御堂  阿波野青畝

川端康成にもこんな句がありました。

 五月雨や湯に通ひ行く旅役者    川端康成

伊豆の踊子の世界ですね。

   

締め切りは14日一杯です。お待ちしています。



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