明治40年の句 初めての本格的な小説・虞美人草を書き終えた頃とか。
手帳に書き残されていたもの。
I LOVE YOU を俳句で・・・
春の川を隔てて男女(おとこおみな)哉 漱石
大正4年の作 京都の木屋町に宿をとりて川向の御多佳さんに
と、前書きが
木屋町の北大嘉(きたたいが)に宿泊。
御多佳さんは鴨川の対岸の祇園、大友の女将さん。祇園一の名妓。
I LOVE YOU を、今夜の月は綺麗ですね と、翻訳したという漱石。
この句にも、言外のものが含まれているようですね。
(漱石さんの俳句・大高翔より)遅足