575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

名画を借りる         愚足

2007年12月17日 | Weblog
 ひらのこぼ氏著「俳句がうまくなる百の発想法」に、【絵画のイメージを借りる】という一章がありました。注意事項として、有名画家なら余程自分なりの個性で組み立てないと類型化するし、マイナーな作品では独りよがりになるとの事です。句作例を紹介しますと、

  モジリアニの女の顔の案山子かな     阿波野青畝
  ルノアールの女に毛糸編ませたし     阿波の青畝
  ダリの時計となる月光の水たまり     白澤良子
  広重が描きし位置にて青あらし      桂樟渓子

 さてそれぞれどんな絵が思い浮かびますか?

  ルオーの絵に眼滲ませし春もあり   愚

 
    
コメント
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