尾瀬に行ったとき、こんなアニメの魔女の名のような花が咲いていた。
クロバナロウゲと読みバラ科クロバナロウゲ属またはキジムシロ属の仲間で分布が限られていて、尾瀬の中でも竜宮小屋付近に多く見られるのみ。
暗紫褐色の3㎝ほどの花。葉はワレモコウに似ている。花弁ではなくガクだそうだが尖っていて花の形はペンダントを思わせて美しい。
インパクトの強い名前だがその由来については諸説ある。
黒花は花の色を指している。問題は狼牙である。同じキジムシロ属のミツモトソウを漢名で狼牙と言うからとの説。鋭く尖ったガク片が狼の牙を連想させての名前という説。また罪人を捕らえる道具に狼牙棒というのがあって、鉄叉を上下につけたその形に良く似ているという説。
さて、昭和57年に書かれた植物の本に「クロバナロウゲは池を縁取ることが多く、浅い池では一面にはびこる。湿地を歩く時この植物があったら要注意で、不用意に踏み込むとドボンということになりかねない。」と書かれている。
26年前には湿地に踏み込むことは普通の事だったのだ。
現在は、人が湿地に踏み込むめば、湿地の環境を変えてしまうというのが常識で、そんな事はまずありえなくなった。
人々の意識が大きく変わってきているのだろう。
しかし、それでも湿地が次々と失われていっているのはどういう訳だろう。
クロバナロウゲと読みバラ科クロバナロウゲ属またはキジムシロ属の仲間で分布が限られていて、尾瀬の中でも竜宮小屋付近に多く見られるのみ。
暗紫褐色の3㎝ほどの花。葉はワレモコウに似ている。花弁ではなくガクだそうだが尖っていて花の形はペンダントを思わせて美しい。
インパクトの強い名前だがその由来については諸説ある。
黒花は花の色を指している。問題は狼牙である。同じキジムシロ属のミツモトソウを漢名で狼牙と言うからとの説。鋭く尖ったガク片が狼の牙を連想させての名前という説。また罪人を捕らえる道具に狼牙棒というのがあって、鉄叉を上下につけたその形に良く似ているという説。
さて、昭和57年に書かれた植物の本に「クロバナロウゲは池を縁取ることが多く、浅い池では一面にはびこる。湿地を歩く時この植物があったら要注意で、不用意に踏み込むとドボンということになりかねない。」と書かれている。
26年前には湿地に踏み込むことは普通の事だったのだ。
現在は、人が湿地に踏み込むめば、湿地の環境を変えてしまうというのが常識で、そんな事はまずありえなくなった。
人々の意識が大きく変わってきているのだろう。
しかし、それでも湿地が次々と失われていっているのはどういう訳だろう。