575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

選句練習帳より             今瀬剛一氏出題

2008年08月17日 | Weblog
 比喩が生きている句を三つ選んでください。

  大声で笑って蛇は立ち去りぬ

  独走のラガーは楕円形であり

  蒲公英の一輪笑ふ水の音

  初雪に雪化粧して道祖神

  小春日や箒の並ぶ校舎裏

  城揺るるごとき黄落川流る

  音楽に似て電線の夏燕

  うまごやし墓標のごとき塔婆群

  なきし後の眼の如くあり雪の沼

  秘め申すもの清らかに座禅草
コメント (4)
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ブルックナーと俳句    遅足

2008年08月17日 | Weblog
今朝のNHK俳句に出演していた指揮者の斎藤一郎さん。
俳句というと、この曲ですと、紹介した曲。

ブルックナーの交響曲8番ハ短調第4楽章でした。

一度聴いてみないと。

指揮者は、練習の時、曲のイメージを
コトバで表現することがあります。
以前、誰か忘れてしまいましたが、
上手に言うなあ!と感心したことがあります。

イメージを伝えるコトバ。
伝えるだけでなく、イメージを呼び起こすコトバの力。

斎藤さんも、これから本気で、俳句をつくろうと
話していました。

報告に終らず、想像力の翼を羽ばたかせるような俳句。
つくりたいな。

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