575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

風句会   麗

2008年08月21日 | Weblog
句を作っていた最中はまだ熱風が吹き荒れて秋の風を探すのに一苦労。
ところが、昨夜のにぎやかな句会が終わったあと、
店を出た時に感じた秋の風。
あの体感を句に出来たらと思いました。

    句会終え秋風まとう帰り道  麗

来月はどんな香りの俳句ができるか楽しみになってきました。

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8月の句会の結果です。        愚足(遅足)

2008年08月21日 | Weblog
 8月句会の結果です。
この暑さでは、題詠の風は、なかなか難しかったという声も聞かれました。
8月の会らしく、若者に戦争体験を伝える難しさや、希望が語られました。
さて句会では、どんな結果が待っていたのでしょうか?

題詠「風」
①風誘う古寺の仏の微笑みや(光洋)
②千の風千の折鶴原爆忌(亜子)愚・鳥・立・童
③野分立つするべきことがわからぬまま(朱露)麗・静
④青すすき居丈高に風つかむ(狗子)愚・麗・晴・亜・立・郁・遅
⑤山の駅降り立ち風に抱かれる(麗子)鳥・静・能
⑥風鈴の吊りどころなき住居かな(静荷)愚・鳥・郁・狗・朱
⑦水底のペンキの青や秋の風(愚足)郁・遅・童
⑧水まけば吐息に似たる草の風(郁子)晴・亜・静・立・狗
⑨潮風や砂地模様を蟹走る(立雄)晴・亜・能・朱
⑩涼風に伽藍の由来細になり(晴代)狗・遅
⑪秋風のあと秋風のまろびつつ(遅足)能
⑫サンダルに蟹のぼりきて秋の風(能登)麗・童・朱

自由題
①犬逝きてぽかり悲しき夏の雲(郁子)麗・童・能
②秋めくや追分宿ののぼり旗(晴代)鳥・狗
③のうぜんの花掃ききれず終戦日(愚足)麗・亜・遅
④新涼や今朝の一句を声に出す(麗子)亜・静・立
⑤枝豆や未だ熟さぬ者同士(朱露)愚・晴・亜・静・郁・遅・能
⑥先頭の秋の風から玉砕す(遅足)狗
⑦蝉しぐれ今日一日を懸命に(光洋)麗・晴
⑧一分の黙祷の中蝉しぐれ(狗子)愚・鳥・静・立・郁
⑨船と競り飛魚の群跳んでいる(立雄)
⑩招かざる軍艦のゐる暑さかな(亜子)鳥・晴・狗・遅
⑪鬼やんま追ふ父と子の全力走(静荷)立・能
⑫ビール飲み五輪を見るや敗戦忌(能登)愚・郁・童・朱

★次回は9月17日(水)午後6時 安田屋
 題詠は「香り・にほい」に関した句です。
☆写真は句会で話題になった「お座敷風鈴」です。タイトルをクリックすると
 拡大します。
コメント (1)
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