575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初秋に口開け添える烏かな        草女

2008年08月15日 | Weblog
 空は心持秋めいてきたような気がする。しかし暑い。鶴舞公園では木陰の地面にカラスが群れている。暑さ対策なのか皆口を開けている。カラスにはハシボソとハシブトカラスがいて、おでこが出ていて嘴の太いのがハシブトガラスである。
 カラスについて現代日本生物誌(岩波書店)に納得の文章があったので紹介したい。

 かれらは「カスベンジャー」と呼ばれ、地面に落ちているものはねずみの死骸でも、生きた子猫やドバトでも、木の実でも生ごみでも、彼らが口に出来ないものは無い。生まれながらの完璧な雑食である。
 第二は「賢い」と言われる知能的な行動である。人間の目から見て感心させられるような洞察力や工夫がある。彼らは常に人の動きを見てそれに対応てきた。彼らの賢さの源は身近にいる人間のウォツチングにある。「賢くて貪欲」そは何事にも共通した勝者のの持つ資質である。しかし、成功者が必ずしも万人に愛されないのがこの世の常。
 街のカラス達にも通用しそうである。
 カラスびいきの私としては、そんな憎まれ者の「かわいい目をした子」を飼いたいと思っている。
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする