575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

薄氷句会近づく    遅足

2011年02月09日 | Weblog
先週も中日歌壇に薄氷の歌が2首、載っていました。


  うすらひは風吹く真夜の氷点に漣のまま時を止めたり  可知豊親

  薄氷を踏みつつゆけばこほりたる青空のこゑほそく聞こゆる  河合育子

薄氷に止まった時間を発見した歌。
踏んで割ってゆく音を青空の声と感じた歌。
いずれも良い歌ですね。

春になっても、急に寒くなり、薄く張る氷。
春の氷、残る氷とも。
江戸時代には冬の季語だったものを、虚子が春にしたとか。
残る氷、これは、厚く張った氷が薄くなったものだそうです。

週末から寒くなるとか、薄氷が見られるかも・・・

さて、薄氷が宿題の句会。
16日(水)午後1時から、伏見の東寿司です。
どんな薄氷の句が集まるのでしょうか?
楽しみです。

  薄氷踏んで光を砕きけり  遅足



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春雨や何と遠寺の鐘の音     朱露

2011年02月09日 | Weblog
           耳を疑ったが梵鐘だし七時だし。
           近くに赤岩寺と言う古刹がある。
           神亀3(762)年行基が開く。
           三十年聞こえなかったのは何故?

               のち


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