575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

旗日(はたび)てふ言葉も聞かず薄氷   静荷

2011年02月25日 | Weblog
日の丸の旗たたまれて蔵(しま)いありし父の箪笥の跡形もなし  今井恵子

日の丸の旗の収納場所は、わが家も箪笥でした。
旗の先につける金色の玉(竿頭)とともに。

作者の子供の頃は、建国記念日(当時は、紀元節)は登校日。
紅白のお饅頭が楽しみだったそうです。

私の子供の頃も、旗日というコトバは使われていました。
学校がお休みになるので、嬉しかった記憶があります。

日の丸を国旗という運動があり、憲法論議まで起きましたが、
いつの間にか、家庭から日の丸は消えていきました。

それは平和な証だったのかも知れません。

(なお、蛇足ですが、紀元節とは明治になってからの祝日。
神武天皇が即位したという日を、西暦に換算して定めたもの。
戦後は廃止されていましたが、世の中の振り子が右にもどって
建国記念日として復活しました。紅白のお饅頭はありません。)

                         遅足




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払暁の勤行春の缶ビール    朱露

2011年02月25日 | Weblog
  「フツギョウのゴンギョウ」と読む。
  勤行は時を定め仏前で経を読むこと。
  お礼を言いたい人が次々思い浮かぶ。
  経の代わりに缶ビールですいません。

           
 

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