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会った。4,5年前、段戸山でチラリと見かけたのが最初で、その存在を知った。背中
は暗緑色、それに黄色、オレンジ、赤と色鮮やかで、鳴き声も良い。問題は在来種では
なく1980年以降本格的に入ってきて、どんどん数を増やしていることだ。と言っても
綺麗な鳥であるから、私達は夢中で観察した。
スズメ目メチドリ科の鳥で大きさはスズメぐらい。外来生物法で特定外来生物に指
定されており、侵略的外来種ワースト100選定種になっている。雑食性で、扱いやす
く、安価であったので、日中国交正常化に伴い、中国大陸からの輸入が激増。販路や餌代に困って遺棄(放鳥)した悪質な業者があったという。ソウシチョウはササ類が繁茂
する1000m以下の常緑広葉樹林や落葉広葉樹林に生息し、北海道、東北地方、沖縄県以
外の全国に広がっている。営巣場所が競合するウグイスやオオルリが駆逐される恐れ
が心配されている。
ソウシチョウの名前の由来は、つがいのオスとメスを分けてしまうとお互いに鳴き
交わしをするため、相思鳥の名が付いたといわれている。中国では「紅嘴相思鳥」だ
そうで、印象的な赤い嘴が名前にあっていいな。でも発音が分からない。
江戸時代から飼い鳥として親しまれており、外来生物法が施行されるまで愛玩鳥と
して多数飼われていた。籠の鳥を飼うのは、好きではないがソウシチョウなら飼ってもいい。ただ今は外来生物法施行以前から飼育をし、届けを出している者以外の飼育は禁止されている。この鳥は非常に多くの餌を食べ、大量のフンをする。その特質をいかし、ソウシチョウのフンを採取し、ウグイスのフンとして売り出している業者もいる。美肌効果等の効能はウグイスと変わらないそうだ。この場合は生業を継続するのに必要というこで届けをだせば認められるそうだが、われわれはそこまではで
きない。
また、日本の野鳥ではないということで、殆どの図鑑には載っていないが、イン
ターネットにはたくさんの記事がある。