575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

薄氷句会    麗

2011年02月17日 | Weblog
一ヶ月前とは大違い。気温も上がり、春の光に包まれた句会となりました。
お題は「薄氷」。「うすらい」と読んだり「うすごおり」と読んだり。
危なかしくて心もとない薄氷が光を浴びて、空や雲を映し、また違った趣きに。

薄氷とどう接するか?手にとって覗く人、つついてみる人(私です)、小石を滑らす人、割って歩く人、触れる若さがなくなったと言う人、風まかせな人。
人生色々、薄氷色々です。

そんな中朱露さんの

     薄ら氷恋の話と死ぬ話

が見事トップ賞に。恋と死という相反するような、でも何かしら共通するような
不思議な感覚。そのアンバランスが薄氷に似合うのかも。女性票を多く集めたのが印象的でした。

朱露さんの自由句「花林糖食べ過ぎました春の宵」も人気でしたよ。
「俳句はこれくらいがいい」というお気持ちに至ったという朱露さんの心境の変化に一同びっくり!

朱露さん、暖かくなったらまたぜひお越し下さいね。

ふんわりと街を覆う春の雪や置物のような亀など、
心に残る風景がたくさん出た楽しい句会。
日脚が伸び気持ちも明るくなっておしゃべりに花が咲きました。

来月は俳句で色んな花を咲かせましょう。
コメント
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