575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

話尽き松葉おぼろに数ふかな  結宇

2011年05月07日 | Weblog
一読、思い出されるのは、芭蕉の句。

   唐崎の松は花より朧にて

琵琶湖畔、唐崎の松。
以前、訪れたことがありますが、
芭蕉の見た松は、およそ100年前に枯れてしまった。
いまは二代目でした。

初代の松は、じつに長寿で、大きく、
各地の大名が、あやかろうと種を求めたそうです。

この句、話をしていたの二人、どんな関係なんでしょうね?
松葉との取り合わせから読むと、若くはなさそう。
少なくとも中年以上の二人。
男と女か?
そんなに親しくもないし・・・

場所は、どこでしょうか?
松葉を数えられる位に、松の木が近いところ。
庭にある松の木としたら和風の部屋?
ひょとしてお寺?

おぼろに数えるという表現がなにか物語を感じさせます。

ここまで書いてきて、ふっと、松の葉といえば
三味線の歌を集めた歌曲集のことだが、・・・
と思い当たりましたが、
そこまで想像力を羽ばたかせなくとも良いかな・・・

                 遅足


コメント (1)
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北窓を開けて古代の初夏の山     朱露

2011年05月07日 | Weblog
    角が取れた低い山々が三方を囲む。
    北は油断出来ない奥三河人の住処。
    東の丘を越えれば眼の下は浜名湖。
    西の名古屋では複雑な苦労をした。

              



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