575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

NHK大河ドラマ「秀吉像」への期待    遅足

2011年05月09日 | Weblog
NHKの大河「江」を、見るともなく見ています。
興味を持ち始めたのは、秀吉の描かれ方です。
家康は、厳しい父親のイメージを与えられているようです。
いわば、実のある家康に対して秀吉は
「大嘘のなかに真実のある」人物、虚として描かれています。

韓国ドラマの「王と王妃」も見ていますが、
こちらは、甥の王位を奪い取った叔父の話。
叔父である王の内面の苦悩がリアルに描かれています。

権力のトップに立って、それを維持するための非情さ。
多くの功臣や王族を、拷問などで、殺していく苦悩。
信頼して重用していた臣下の裏切り。

王を一人の人間として描いていく韓国ドラマには
日本の大河とは違った味わいがあります。
恐らく韓国でも、新しい歴史解釈なのではないでしょうか?

NHKの三英傑のストーリーも、男路線から女性路線に転換。
「江」は、その一つの極点かもしれません。

秀吉は、茶々との間に子を得て、甥を殺すことに・・・
新しい秀吉像が見られるかも、と密かな期待をしています。



コメント (2)
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なにものか我が身に入りぬ夕おぼろ  能登

2011年05月09日 | Weblog
都会が夜も明るくなってしまった現代では余り感じられませんが、
夕方は、ちょっとフシギな時間。
光と影がひとつになってゆくコワーイ時間でもあります。

さらに朧が重なれば・・・なにが起ってもフシギではないかも。
そんな感じを詠んだ句。
では、我が身に入り込んできたモノは何?
 
ある人、恋心か?と言えば、
若者の恋なら朝とか昼。晩年の恋?との声も。


私の場合は

  夕朧我が身を抜けてゆくものを   遅足

です。              

次回の句会は18日。
題詠は「夏めく」「初夏」です。

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