人々の嘆きみちみつるみちのくを心してゆけ桜前線
俳人の長谷川櫂さんが出版した歌集「震災歌集」の一首。
3月11日の大震災の夜から、ほとばしるように歌が
生まれたそうです。
これは、ある新聞に載っていた長谷川さんのインタビューです。
長谷川さんは、「俳句より14音長い短歌のほうが、
ものごとをきちんと描写できる。
激しく心が動いた時は、五七五七七のリズムが、
その気持ちをちゃんとすくい取ってくれる形式。
詩人の役割は、人々のそばにいて、人々の心情や人生を
言葉に定着させ、それによって人々を慰め、励ますこと」と
話しています。
震災歌集の印税は被災者への義援金として寄付されるそうです。
俳句と短歌の両方を楽しむ人も多くなったと感じていますが、
素晴らしい能力ですね。