575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

蚊や蝿が居ない浮世を何と見る   朱露 

2011年05月16日 | Weblog
    百害あって一利ない奴らはいなくていい、
    ということで片付けてしまっていいのか。
    歳時記から蚊と蝿がなくなっていいのか。
    「叩かれて昼の蚊を吐く木魚かな」漱石。

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俳人の長谷川櫂さんが震災の歌を   遅足

2011年05月16日 | Weblog

 人々の嘆きみちみつるみちのくを心してゆけ桜前線

俳人の長谷川櫂さんが出版した歌集「震災歌集」の一首。
3月11日の大震災の夜から、ほとばしるように歌が
生まれたそうです。

これは、ある新聞に載っていた長谷川さんのインタビューです。
長谷川さんは、「俳句より14音長い短歌のほうが、
ものごとをきちんと描写できる。
激しく心が動いた時は、五七五七七のリズムが、
その気持ちをちゃんとすくい取ってくれる形式。
詩人の役割は、人々のそばにいて、人々の心情や人生を
言葉に定着させ、それによって人々を慰め、励ますこと」と
話しています。

震災歌集の印税は被災者への義援金として寄付されるそうです。

俳句と短歌の両方を楽しむ人も多くなったと感じていますが、
素晴らしい能力ですね。


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