庭の牡丹が今年も見事な花を咲かせました。
花瓶に挿して楽しんでいます。
牡丹と言えば、花のなかの花。花中の王です。
中国の聊斎志異には、こんなお話があります。
昔、洛陽の若者が恋煩いをし、ある薬湯のおかげで病から癒えました。
若者は、この薬湯をつくった娘と、弟はその妹と結婚します。
やがて、それぞれに男の子を授かりました。が・・・
夫は妻の素性が気になって仕方ありませんでした。
妻の出身地に赴いた夫は、妻が牡丹の精だと知ったのです。
夫の裏切りに怒った妻は、子供を投げ捨てて、妹とともに姿をくらまします。
やがて二株の牡丹が芽生え、一つは紫、一つは白い花が咲きました。
紫は葛巾紫、白は玉版白の牡丹の花だと言います。
牡丹の美しさから生まれたファンタジーですね。
日本のお話にも花の精は登場します。
能には、三河の国・八橋を舞台に、杜若の精が登場する演目があります。
この牡丹、最初は薬用としての価値しか認められていませんでした。
観賞用の花として価値が認められるようになったのは唐の時代から。
芍薬を抜いて、花の王と呼ばれるようになったそうです。
以後、その地位を脅かす花は現れていませんね。
なお、日本には平安時代に渡ってきたそうです。
花瓶に挿して楽しんでいます。
牡丹と言えば、花のなかの花。花中の王です。
中国の聊斎志異には、こんなお話があります。
昔、洛陽の若者が恋煩いをし、ある薬湯のおかげで病から癒えました。
若者は、この薬湯をつくった娘と、弟はその妹と結婚します。
やがて、それぞれに男の子を授かりました。が・・・
夫は妻の素性が気になって仕方ありませんでした。
妻の出身地に赴いた夫は、妻が牡丹の精だと知ったのです。
夫の裏切りに怒った妻は、子供を投げ捨てて、妹とともに姿をくらまします。
やがて二株の牡丹が芽生え、一つは紫、一つは白い花が咲きました。
紫は葛巾紫、白は玉版白の牡丹の花だと言います。
牡丹の美しさから生まれたファンタジーですね。
日本のお話にも花の精は登場します。
能には、三河の国・八橋を舞台に、杜若の精が登場する演目があります。
この牡丹、最初は薬用としての価値しか認められていませんでした。
観賞用の花として価値が認められるようになったのは唐の時代から。
芍薬を抜いて、花の王と呼ばれるようになったそうです。
以後、その地位を脅かす花は現れていませんね。
なお、日本には平安時代に渡ってきたそうです。